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ゼインアーツの自立式ゴミ箱モビボックス!キャンプシーンの新たな定番となるか!?
ゼインアーツと言えば美しいデザインと機能性を併せ持つ、独創的なシェルターが高評価のブランドです。基本的に予約抽選販売での展開が中心で、あまりの抽選倍率の高さに難民が続出するほど人気が加熱しています。
2021年はブランド初となるアクセサリー類も5種投入されていましたが、ここにきて告知無しで突然スタイリッシュなゴミ箱「モビボックス」が発売されました。
ブランドイメージでもある落ち着いたコヨーテカラーで、キャンプシーンに難なく溶け込みそうです。
ポール自立式のゴミ箱という既存の製品にはない独特な構造で、使い勝手の良さと収納性を兼ね備えた、全く新しいおしゃれなゴミ箱です。
モビボックス / BG-015
出典:ZANEARTS
材質 | 本体/600Dポリエステル・PVCコーティング、ポール/アルミ |
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使用サイズ | 天面φ320・底面φ235×360(h)mm |
収納サイズ | φ320×70mm |
重量 | 790g |
容量 | 20L(20Lのゴミ袋推奨) |
価格 | 税込4,950円 |
モビボックスの特徴
出典:ZANEARTS
まず「モビボックス」という不思議な名称ですが、ゴミ箱→護美箱→モビ箱が由来となっています。ゼインアーツのプロダクトは日本発なので、漢字読みを着想とした一風変わったネーミングが特徴でもあります。
どうしても生活感が出やすいゴミ箱ですが、見事にキャンプシーンに溶け込んでいます。細部まで拘った作りになっているので、順番に特徴を見ていきましょう。
4本のポールで自立
出典:ZANEARTS
まずはなんといってもこのポール自立式な構造が特徴的です。モビボックスは4本のポールの上部を本体のグロメットに差し込み、下部をベルクロで留める構造になっています。
本体側にも芯材が内蔵されているので、形状をしっかりキープできるようになっています。
コンパクトに収納可能
出典:ZANEARTS
ポールを外した後に本体を上下に潰して、ベルクロで固定する方式を採用しています。4つのポールは各々二つ折りにして、本体の中に収納できるので、コンパクト&スマートに持ち運びが出来ます。
持ち運び用のハンドルもついているのが便利ですね。
ビニール用クリップ付き
出典:ZANEARTS
本体内側の上部には、ゴミ袋を吊り下げるクリップがついています。ゴミ袋の開口部をクリップで挟むだけで簡単にセット可能で、20Lのビニール袋がちょうど良いサイズです。
防水性の高いPVC素材
出典:ZANEARTS
本体の裏面は防水性の高いPVC素材で加工されています。もしゴミ袋から液体が漏れ出しても吸収せず、汚れが付着しても拭き取りやすくなっています。メンテナンス性も良く、衛生的でも安心な設計です。
底面が汚れづらい
出典:ZANEARTS
一般的なゴミ箱は箱型形状で地面直置きなので、底面に砂や泥汚れが付着しやすいです。モビボックスはポールの末端が脚部になっているので、底面全体が地面に接する事が無く、土や泥、水気などの汚れが付きにくくなっています。
モビボックスの気になる点
モビボックスは非常に魅力的な製品ですが、少しだけ気になった点も紹介しておきます。
一つでゴミの分別は難しそう
燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン、缶、ペットボトル…など、一度のキャンプでも様々な種類のゴミが発生します。
持ち帰り前提でゴミの総量が20Lに収まってしまうなら、煩雑に入れてしまって、自宅に帰ってからきっちり分別するのも良いでしょう。
しかし生ゴミや油汚れが付着したゴミと、その他のゴミを後ほど仕分けするのってかなり面倒ですし、何より衛生的ではないので、現地で仕分けた方が良いと思います。
そもそもソロやデュオぐらいのミニマムなキャンプスタイルだと、それぞれの種類別でゴミを仕分けていくと少量ずつになる事が多いです。
そうなると20Lという量は少し過剰に感じる人もいそうです。一番多く割合を占めるメインのゴミ箱にして、サブのゴミ箱などを用意するなど対策が必要かなと思います。
せっかくポールで自立するならいっそ箱型にして、分別可能な構造の別ラインも欲しいなと思います。
設営が少し面倒に感じるかも
キャンプサイトでは意外と多くのものを設営、組み立てする事が多いです。この写真だけでもギギ1、インナーテント、チェアワン、フィールドラック、マットなど意外と時間がかかります。
喧騒を忘れてゆったりとキャンプの時間を楽しみたいはずですが、現実にはチェックイン/アウトの時間もあることが多いので、設営、撤収の時間も考慮しないといけません。
おそらくモビボックスの購入を検討するユーザーって、しっかり作り込んだキャンプサイトをイメージしている多そうな印象があります。
そういった準備の時間も楽しめる人には問題はありませんが、繰り返しキャンプをする中で手軽さも大事だなと最近はよく思います。特に子供のいる家庭だと、そう感じる人も多いんじゃないでしょうか?
多少の誤差の範囲だと思いますが、小さな積み重ねが大きな手間に感じることもあります。面倒くさがりの性格の人だと、後々手間に感じて使わなくなりそうな事もあるかもしれません。
他メーカーのおすすめ
モビボックスの気になる点も考慮した上で、他メーカーのオススメのゴミ箱を紹介します。
ポップアップトラッシュボックス
元祖おしゃれキャンプゴミ箱と言えば、オレゴニアンキャンパーのポップアップトラッシュボックスでしょう。
ポップアップ式で勝手に展開、自立してくれるので面倒くさがりな人にも最適です。55Lタイプで大容量なので、とりあえずゴミはひとまとめにする派の人にも良いでしょう。
内部のゴミ袋固定用のスナップボタンや、転倒防止用のペグダウンループなど細かい作り込みも良いです。外側についてるネビュラチェーンはカラビナ+トングなどをかけておくと便利そう。
比較対象としてはよく似たコンセプトなので、ポール自立式やゼインアーツブランドにこだわりがない方はカラーリングも豊富なので、こちらでも良いでしょう。
ユニフレームダスト スタンド4&カバー
現地ですぐに分別したい方に便利なのが、ユニフレームのUFダストスタンド4です。開くだけの簡単設営が可能で、市販のビニール袋をかけると少量ずつゴミの分別が可能です。
ソロやデュオなどのミニマムスタイルで発生するゴミが少なめの人にかなりおすすめです。専用のカバーを付ければビニール袋丸出しにはならず、キャンプサイトに生活感が出にくいのも良い点です。
ステルスエックス
こちらも最大6種類分別可能で、天板はテーブル機能も兼ね備えている優れもの。特に天板で食材を切りながら出た生ゴミをそのまま、下部のゴミ箱へ移動という導線のスムーズさは、他にはない非常に素晴らしい点だと思います。
少しお値段は高めなのと、組み立てはモビボックスより手間がかかりそうなのが気になります。
立食スタイルの人には統一感が出なさそう…と思ったのですが、ミニタイプもちゃんと用意しているので、DODのユーザーニーズの把握の高さを感じました。
まとめ
出典:ZANEARTS
ゼインアーツのモビボックスは、全く新しい構造のスタイリッシュなゴミ箱です。細部まで作り込まれた設計で、使い勝手やメンテナンスのしやすさも良く、薄くスマートに収納が可能です。
個人的には特に脚部のポールのおかげで、底面が汚れにくいのは非常に魅力的に感じました。ポール自立式ならではの優位なポイントです。
キャンプシーンに溶け込みやすく、特にゼインアーツファンや、コヨーテ×ブラックカラーが好きな方には、統一感が出て刺さるデザインだと思います。
モビボックス一つでの分別は想定されていないのと、少し設営に手間に感じそうなポイントは気になりましたが、実際に使う状況をしっかりイメージすれば買って後悔はしないと思います。
おしゃれなゴミ箱で是非キャンプシーンに彩りを加えてみてくださいね。