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鹿の親子と可愛い猫がお出迎え!安室ダムキャンプ場!
眺望の良さや充実した設備など、ホテル顔負けの高規格キャンプ場はとても快適です。ただオートキャンプ場だと一区画の料金設定も高く、チェックイン/アウトの時間も気にしなければいけません。
もう少し気軽にキャンプしたい時の為に、近場で価格の安いキャンプ場を見つけておくと便利です。今回紹介する安室ダムキャンプ場は、予約不要で料金は無料にも関わらず、車横付けでオートキャンプが出来ます。
実際に利用して感じた魅力や、キャンプ場内の設備など詳しくレポートしていきます。
安室ダムキャンプ場とは
住所 | 〒678-1256 兵庫県赤穂郡上郡町八保 |
電話番号 | 0791-52-1111 |
営業期間 | 通年 |
チェックイン | フリー |
チェックアウト | フリー |
予約 | 不要 |
ゴミ捨て | 不可 |
安室ダムキャンプ場は、兵庫県赤穂郡上郡町にある無料キャンプ場です。備前市の県境に近い山間部にあるので、兵庫県だけでなく岡山県からもアクセスがしやすい場所にあります。
ただかなり僻地にあり、周辺にはほとんど買い出しができるような施設がありません。事前に買い出しなどの準備を済ませてから向かうようにしましょう。
又、2021年春頃まではソーラー発電工事の為、一時的に閉鎖されていたようですが現在は再開しています。
鹿の親子と可愛い猫がいる
個人的に安室ダムキャンプ場で最も印象に残っているのが、鹿の親子と人懐っこい猫ちゃんです。周辺を山々で囲まれた自然豊かな場所なので、とても静かで動物がたくさんいる素敵な場所でした。
特に猫ちゃんは甘え上手で、とても人馴れしています。近隣に民家などはなく首輪もしていないので、飼い猫ではないと思います。毛艶も良く痩せた様子はなかったので、このキャンプ場で可愛がられているのでしょう。
昼過ぎにはそのまま僕達の車に乗り込んで、いつの間に気づいたら眠ってしまいました。帰る直前までそのままで、よほど気持ちよかったのでしょうね。可愛らしい寝顔が印象的な子でした。
鹿の親子も警戒心は強いですが、場内をよく歩いています。行くと必ずいるのでここが棲家なんでしょうね。全国的に見ても鹿の親子を眺めながらキャンプができる場所はかなり稀でしょう。
サイトに車の横付けができる
キャンプ場前に小さな駐車スペースがありますが、サイトへ直接車の乗り入れが可能です。元々はDDタープの試し張りがしたくて、近場でデイキャンプができる場所を探していて見つけました。
テントやシェルターの設営はもちろんの事、車を横付けしてカーサイドタープも設営しやすいキャンプ場です。
タープにもみじが投影されてとても綺麗でした。もう少し寒くなると赤く色づきそうですね。
ソロのタープ泊用に購入したDDタープですが、キャプテンスタッグのカージョイントM-8390と組み合わせることで、簡単にカーサイドタープとして設営が可能です。3×3の大きさが、ハイエースの標準ボディにはぴったりの大きさです。
予約不要・無料で利用できる
安室ダムキャンプ場は予約不要で、料金は無料で利用できるのが大きな魅力の一つです。有料だとどうしてもインアウトの時間に縛られてしまいますし、できるだけ長くいないと損した気分になります。
無料なら短時間の利用であっても損をする事はありませんし、予約や受付も不要なのでいつ来て、いつ帰っても問題ありません。思い立ったらふらっと行けるこの気軽さがとても気に入っています。
安室ダムキャンプ場の注意点
道幅が狭いので運転注意
ダム湖周辺の道は1〜1.5車線道路で道幅が狭く、見通しが悪いので運転には十分に注意が必要です。
警笛鳴らせなどの標識はありませんでしたが、場合によってはクラクションを鳴らすなどして、車の存在を知らせた方が安心かも知れません。
近くにお風呂がない
最寄りの市街地である上郡はスーパーなどの買い出しが出来る施設はありますが、日帰り入浴が出来る銭湯がほぼありません。
「上郡ピュアランド山の里」というホテルで日帰り入浴が可能ですが、土曜日限定開放なので利用できるタイミングがかなり限られてしまいます。
相生市まで出れば、500円以下で利用できる「都湯」という昭和レトロな銭湯がありますが、キャンプ場からは30km近く距離があるので、気軽にはちょっと利用しづらいです。
食材や水は事前に用意しておけば問題ありませんが、シャワー設備がなければ近隣施設に頼らざるを得ません。このことから基本的にはデイキャンプか、もし宿泊する場合でも汗をかきづらい季節での利用推奨です。
焚き火台は要持参
サイトを見渡していると、直火跡がいくつか見つかりました。管理棟もなく注意書きなどもないので、直火での焚き火が許可されているのかは分かりません。
マナーの悪化でクローズするキャンプ場も多い為、明確に直火OKというキャンプ場以外では、極力焚き火台を利用した方が無難でしょう。
私達は軽量コンパクトな薄型焚き火台、ベルモントTABIを使っています。下には耐火シートを敷いて、地面や芝生へのダメージが少なくなるようにしています。
キャンプサイトの紹介
祝日に利用した際は7〜8組程度の利用で、かなり余裕がある感じでした。平日に関しては貸切状態の日もあったので、関西でもかなり穴場キャンプ場だと言えます。
サイトは上下二段に分かれています。入り口のある下段がトイレや水場が近いです。ただどちらを選んでも特に利便性や快適性に大きな違いはないように感じました。
上段⇄下段への移動は、階段でも可能です。サイト上段の方はトイレを利用する場合はここを通過するので、この付近は人の往来が多いかもしれません。
キャンプ場内の設備
水場・洗い場
キャンプ場の入り口の側溝には、配管を通して水が流れている場所があります。飲めるほど綺麗な水かは分からないので、手洗いや食器洗い用として活用するのが良さそうです。
サイト下段の一番奥には、小さな沢が流れている場所があります。
地図で見ると上流には大きなゴルフ場があり、そこから流れてきているようです。水だまりも泥化しているので、こちらも基本的には飲み水には適さないでしょう。
どうしても飲みたい場合はソーヤーミニや、グレイルといった、アウトドア用の浄化ボトルなどでろ過してから飲むようにしましょう。僕達の場合は自宅の水道水をプラティソフトボトルや、ウォータータンクに入れて持参しています。
トイレ
あまり綺麗とは言えませんが、トイレもキャンプ場入り口付近に用意されています。
ただ頻繁には掃除はされていないようでしたし、中にはたくさんの虫がいました。衛生的なトイレに慣れている人や、虫が苦手な方には少し利用は厳しいかもしれません。
ちゃんとトイレットペーパーも置いてありましたが、タイミングによっては切らしていることもありそうなので注意が必要です。
無料のキャンプ場や車中泊スポットのトイレは、紙切れを起こしていることもよくあるので、予備のトイレットペーパーを車に積んでおくと良いです。
キャンプ場の周辺施設
安室ダムの周辺にはキャンプ場以外にも、広場や公園などが整備されています。
本宮湖
本宮湖は安室川の上流にあり、安室ダムで堰き止められた湖です。写真の水辺公園はキャンプ場の道を挟んで向かい側にあります。ブラックバス目的の釣り人も多くいました。
ファミリー公園
安室ダムキャンプ場へ向かう途中に分岐があり、左に進むとファミリー公園へと繋がっています。
ここを渡ると公園へ続くのですが、ご覧の通り結構キャンパーさんがいらっしゃいました。火気厳禁などの注意書きも見当たらなかったので、周辺の空き地でもキャンプができるようです。
階段を少し上がればトイレもあります。
一番奥にはちょっとした遊具もあり、まさに子供連れにぴったりの公園ですね。
まとめ
安室ダムキャンプ場は、予約や受付が不要の無料キャンプ場です。山奥にあるのでとても静かな環境で、鹿の親子や可愛らしい猫が棲みついている素敵な場所でした。
キャンプ場内には最低限の施設しかないため、食材の買い出しや飲料水の準備は必須です。特に入浴施設が近場にないので、個人的にはデイキャンプでの利用が最もおすすめです。
もし気になった方がいたら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。