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白亜の岩壁に包まれて絶景キャンプ!白崎海洋公園オートキャンプ場!
今年行ったキャンプ場の中で最も印象深いのが、白崎海洋公園オートキャンプ場です。周辺を白い石灰岩の岸壁と青い海に囲まれた、まるで異世界のような空間が広がる絶景キャンプ場でした。
実際に利用してみて感じた魅力や、キャンプサイトや場内設備の紹介など詳しくレポートしていきます。
白崎海洋公園オートキャンプ場とは
名称 | 白崎海洋公園 オートキャンプ場 |
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住所 | 〒649-1123 和歌山県日高郡由良町大引960-1 |
電話番号 | 0738-65-0655 |
営業期間 | 通年 |
チェックイン / アウト | チェックイン…キャンプ13:00~ 施設15:00~ チェックアウト…キャンプ12:00まで 施設10:00まで |
料金 |
【オートサイト(電源付き)】 全14区画 【フリーサイト(電源無し)】 全8組 【デイキャンプ(電源無し】全2組 2021年4月~ 【ログハウス(大型)】 全2棟 【ログハウス(中型)】 全2棟 ※シーズンによって料金が異なります。詳しくは直接お問い合わせください。 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | https://kishunowa.jp/ |
予約サイト | https://www.nap-camp.com/wakayama/13461 |
駐車場 | あり(80台) ※1予約につき1台まで乗り入れ可。2台目以降は一般駐車場を利用。 ※オートサイトご予約の場合は区画内であれば複数台乗入れ可能。 |
交通アクセス | ■車 阪和自動車道 広川ICから約30分 ※必ず国道42号線を通ること。海岸線は道が狭いです。 |
支払い方法 | 現金 |
禁止事項 | ・直火での焚火(焚火台を使用の場合は可) ・騒音行為(音響、カラオケなど) ・公園敷地内での魚釣り・遊泳 ・石灰岩へ登る事 |
白亜の岸壁に囲まれたサイト
白崎海洋公園オートキャンプ場と言えば、この石灰岩で出来た白亜の岸壁が最も印象的です。
この土地の石灰岩は2億5000万年以上前、古生代ペルム紀のものと推定されています。人間どころか、恐竜が存在した時代より、さらに昔からあったものだそうです。
万葉集の和歌にも詠まれたことがある歴史ある景勝地ですが、明治から昭和にかけてはセメントの原料としての石灰石の採掘が盛んに行われていました。
第二次世界大戦中にはその坑道を転用し、軍事基地が置かれたこともあります。産業遺産、軍事遺産としての側面を持ち合わせる、全国でもかなり珍しい場所でもあります。
白と青のコントラストが素晴らしい
白い石灰岩と青い海のコントラストは、「日本のエーゲ海」とも呼ばれています。
白い岩の絶景といえば日本三大カルストや、北海道のシラフラなどが思い浮かびますが、青い海と白い岩を眺められる景観は日本全国でもおそらくここだけです。
西側には展望台が設置されているので、キャンプ場利用でなくても気軽に見ることが出来ます。
オートキャンプ場より展望台周辺の方がより、白さが際立った石灰岩が多いです。
空気の澄んだよく晴れた日には、四国や淡路島まで見渡せるそうです。
紀伊水道に沈む夕日が美しい
そして展望台から眺める夕日がとても美しいです。白崎海洋公園は「日本の夕日百選」にも選ばれていて、紀伊水道に沈む夕日は是非とも見て欲しい景色です。
時間帯によって様々な表情を見せるので、キャンプや車中泊で訪れたい場所ですね。
白崎海洋公園オートキャンプ場の注意点
台風被害で一部施設は完全閉鎖
白崎海洋公園の周辺は関西でも数少ないダイビングスポットとして人気でした。しかし2018年9月に発生した台風21号で被災、大きな被害を受けて長期間閉鎖を余儀なくされていました。
度重なる自然災害により復興予算の捻出が厳しく、ダイビング事業の正式な撤退が決定。マリンレジャーの拠点だったクラブハウスは、被災した当時のまま取り残されていました。
特に人気だった併設の大浴場が閉鎖されてしまったのは、キャンプ場利用者にとってもかなり痛手です。
海沿いの暴風に注意
口コミでも書かれていますが、海沿いなこともありかなり風が強いです。風速10mはザラにあります。度々被害があるように台風も通りやすい地域なので、事前に天気予報をしっかり確認するようにしましょう。
天気予報で問題なくても現地ではかなり爆風なこともあるようで、危ないと感じた場合にはタープの設営や焚き火などは諦める判断も時には大事です。
キャンプサイトの紹介
オートサイト東
受付や駐車場から最も近いのが、オートサイト東です。平均12m画の広々としたスペースで、道路向かいで合わせてで全部で9区画あります。
道の駅への買い出しや、自動販売機までの距離が近い方が良い場合は東側がオススメです。
各サイトには駐車スペースもあり、サイトに車の横付けが可能です。ご覧の通りかなりゆとりのあるスペースなので、ソロやデュオには持て余してしまうと思います。
定員は8名までで人数毎の料金設定はないので、ファミリーやグループキャンプでも安心です。
オートサイトは全て、最大で1000WまでのAC電源付きです。スマホやカメラの充電だけでなく、扇風機やホットカーペットなど、あると快適性がグッと上がる家電を安心して使うことが出来ます。
オートサイト西
海や展望台から距離が近く、予約が埋まりやすいのがオートサイト西です。こちらは横並びで全5区画あり、東よりさらに広々とした平均16m区画のサイトです。
同じくAC電源付きですし、すぐ近くにトイレもあり、利便性と景観の良さとのバランスが良いです。
フリーサイト
オートサイト西の道路を挟んだ向かい側にあるのが、フリーサイトになります。料金が最も安く2,000円で利用が出来ますが、AC電源はありません。フリーサイトなので区画分けされておらず、好きな場所に先着順で設営する感じですね。
車は一台まで横付け可能で、ソロの方に人気のサイトです。テントタープは1張りまで、最大で5名まで利用できるのでグループでも利用可能です。
個人的にはあまり電化製品の利用はしないスタイルなので、個人的にはここが一番オススメのサイトですね。
ログハウス
立派なログハウスもあり、中型は6名、大型は10名まで収容可能です。エアコン、冷蔵庫、ユニットバスなどホテル並みの設備付きで、予算に余裕がある方はこちらもオススメです。
ただチェックイン15:00〜、チェックアウト〜10:00までと、滞在可能な時間が短めなので注意が必要です。
キャンプ場内の設備
元々マリンレジャーの拠点として人気だっただけあり、かなり設備は整っています。
炊事場
キャンプ場の中央には炊事棟があり、オートサイト東西どちらからもアクセスしやすい位置にあります。
大きめのシンクが合計8台あり、広々として洗い物もしやすいです。
一部は給湯器付きでお湯も出てくれるので、寒い冬の季節でも安心です。
ゴミ捨て場
炊事等のすぐそばには、ゴミ捨て場もあります。チェックインの際に受付の人から、専用のゴミ袋を渡してもらえます。燃えるゴミ・生ゴミは青色の袋、ビン・缶・ペットボトルは透明の袋に入れましょう。
炭・灰は右端の専用缶へ処理してください。
トイレ
オートサイト東の入り口付近にトイレがあります。駐車場のそばにあるので、道の駅のトイレという表現の方が正しいかも知れません。
綺麗に掃除、管理が行き届いていて、清潔なトイレでした。シャワートイレなのも地味に嬉しいポイントです。
そしてオートサイト西側の入口付近にもトイレが設置されています。
こちらもとても綺麗で安心して利用することが出来ました。
キャンプ場の周辺施設
道の駅白崎海洋公園
白崎海洋公園オートキャンプ場の真横には、道の駅が併設されています。キャンプ場受付も兼ねた施設になっているので、到着したら必ず初めに立ち寄るようにしましょう。
入り口には薪が1束500円で販売がありました。
こちらは売店スペースです。由良町の特産品などが並んでいます。お肉などはあまり多く取り扱いがなかったので、BBQの野菜の買い足しなどには最適です。
食堂も併設されているので、観光ついでにランチもおすすめです。由良町特産のしらす丼、アカモク丼や、巨大な有頭えびフライ定食の紀州の環んぷれ〜とが気になります。由良町産のみかんを使った、みかんソフトクリームも人気みたいです。
広々とした駐車場なので、車中泊の利用にも最適です。フリーサイト利用で二台目以降の車がある場合は、こちらの駐車場に停めるようにしましょう。
自販機も併設しているので、売店が閉店しても飲み物の調達には困りません。
スーパー・コンビニ
最寄りのスーパーは「Aコープゆら」になります。車なら比較的近い距離にあり便利ですが、閉店時間は19:00とかなり早いので注意が必要です。
そこから少し北に行くと、ローソン由良町門前店もあるので夜遅い場合はそちらを利用しましょう。
大阪・奈良方面からの場合は、キャンプ場20kmほど手前の湯浅町周辺での買い出しもおすすめです。スーパー、コンビニ、ドラッグストア一通り揃っています。
入浴施設
キャンプ場から一番近い温泉施設は「みちしおの湯」になります。定期的に入浴料を割引しているみたいで、僕達が利用した時は一人300円と格安で入浴出来ました。
向かう途中の道幅が狭く、夜間は街灯も少なめなので運転には注意が必要です。他にも「宝の湯」や「ほたるの湯」といった場所も、比較的行きやすい距離にあるのでお風呂には特に困らないでしょう。
まとめ
白崎海洋公園オートキャンプ場の白亜の岸壁は、まるで異世界に迷い込んだような錯覚を起こします。周辺の青い海と白のコントラストが素晴らしく、紀伊水道に沈む夕日は人生で一度は見て欲しい絶景です。
道の駅併設で設備も充実しており、フリーサイト、オートキャンプ、ログハウスなど、予算やスタイルに合わせて様々なサイトが用意されています。
度重なる自然災害にも負けずに、何度も復興を遂げた力強いキャンプ場です。大浴場など一部施設の復旧は断念していますが、周辺設備も活用すれば問題ありません。
この記事を読んで気になった方は、是非一度足を運んで、絶景サイトでキャンプを楽しんで下さいね。