直火OKのマルカの湯たんぽトタンA!冬のキャンプや車中泊のお供に最適!

直火OKのマルカの湯たんぽ!冬のキャンプや車中泊のお供に最適!

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冬のキャンプや車中泊では寒さ対策がとても大事です。暖かい空気を溜め込んで滞留させないダウンの寝袋や、床冷えを防ぐ断熱効果のあるマットを基本装備として、+αで暖房器具があるとより快適に眠ることが出来ます。

特に身体の末端は血が巡りにくく冷えやすく、足元を温めることができる湯たんぽの効果は絶大です。その中でもガスバーナーなどの直火OKな、マルカ湯たんぽトタンAはアウトドアアクティビティとの相性が抜群です。

実際に長年に渡って使用してきた感想や、組み合わせて使うと便利なものなど詳しく解説していきます。

目次

湯たんぽは快適な睡眠の必須装備

厳冬期の美幌峠

初めてマルカの湯たんぽを使ったのは、北海道に住んでいた頃でした。車中泊をしながら風景写真の撮影にハマっていた時期で、価格重視でコールマンの快適使用温度0℃の寝袋を使っていました。

本来であれば冬の北海道の寒さに耐えうるマイナス20℃対応ぐらいの寝袋は欲しい所ですが、当時は長旅を終えて北海道に移住したばかりであまりお金がなく、高い寝袋は買えませんでした。

マルカ湯たんぽと焚き火テーブル

そしてなんとか工夫して乗り切れないかなと考えて、取り入れたのがマルカの湯たんぽでした。厚手のダウンジャケットと使い捨てカイロを併用しながら、マイナス20℃に迫る厳冬期の北海道でなんとか夜を過ごすことが出来ました。

元々僕自身かなり代謝が高いのにも助けられましたが、最も効果を実感したのが足元の湯たんぽでした。その後は夫婦でのキャンプや車中泊、災害時の備えなど活用の幅は広がり続けてきて、冬のアクティビティには手放せない暖房器具の一つとなりました。

マルカは創業90年の湯たんぽ専門メーカー

出典:マルカ株式会社

マルカ株式会社は創業90年以上を超える、日本国内でも珍しい専門の湯たんぽ製造メーカーです。専門メーカーだけあって数多くの素材、サイズ違いの様々な湯たんぽを発売しています。

直火OKのトタンA(エース)がおすすめ

マルカ湯たんぽトタンA2個セット

マルカの湯たんぽの中で僕が最もおすすめするのは、直火にかける事が出来るトタンA(エース)タイプです。キャンプや車中泊用のガスバーナーで直接温める事が出来るので、アウトドアには最適な湯たんぽです。

お気に入りすぎて我が家では、夫婦二人で使うために2.5Lの2個セットを改めて購入しました。

マルカ湯たんぽ表面

見た目は小判型でレトロで可愛らしい見た目です。凹凸のある立体的な形状にする事によって、躯体の強度が上がっています。中には支柱が入っていて、かなり凹みには強くなっています。

マルカ湯たんぽ裏面

裏側も凹凸のある形状ですが、フラットなIHヒーターにも対応しています。平面よりも表面積が多く取れるため、より暖かくなる構造にもなっています。

マルカ湯たんぽ口金キャップ

トタンAタイプの口金キャップは金色で、ゴムパッキンを間に挟んで締め込みます。

ちなみに間違えやすい直火NGのFタイプは、赤色の口金キャップで空気調整弁はありません。湯たんぽ本体の見た目や構造は全く同じなので、購入時に間違えないように注意しましょう。

マルカ湯たんぽ付属のマイクロファイバー製の袋

付属してくる袋はベージュ色の、マイクロファイバー素材でもこもこして気持ち良いです。汚れてきたら袋単体でも購入が出来て、ポリエステルなどの化繊アレルギーの方は綿素材の袋に変更も可能です。

アウトドアだけでなく家でも使える

湯たんぽの上で温まる猫

アウトドアに向いているマルカの湯たんぽですが、当然自宅でも使うことが出来ます。我が家では石油ストーブの天板に乗せておいて、寝る前に布団に入れてます。冬だとぬくぬくの足元には、自然と猫が居座り動けなくなります。

直火だけでなくIHヒーターでも温める事が出来るので、家がオール電化の方でも安心して使う事が出来ます。ポータブル電源がだいぶ普及してきて、電化製品をキャンプや車中泊で利用される方も増えてきました。

火気の取り扱いのシビアな方はIH調理が好きな方もいるでしょうし、それぞれの環境やスタイルに合わせた道具で使える汎用性の高さも大きな魅力の一つです。

災害時の備えにも安心

マルカ湯たんぽ直火

直接火にかけることが出来るので、緊急時でも使用できる可能性が高いと考えています。災害時においては貴重な電気はスマホやヘッドライトが最優先となり、IHヒーターなんてとても使っていられないです。

基本的には湯沸かしなどの飲食用が最優先となるでしょうが、被災した時期や場所によっては防寒対策が最も重要となるケースもあります。北海道胆振東部地震で実際に被災した経験からすると、これがもし真冬に起きていたら…と想像すると今でも恐ろしいです。

不純物の入った水を使用するのはメーカー非推奨ですが、最悪の場合は雪を溶かしたり雨水を集めて入れることでも代用できると思います。流石に海水は錆びるので厳しいと思いますが、真水であれば数日間入れっぱなしでも問題ないので、緊急時でも対応できる幅は広いです。

マルカ湯たんぽ「トタンA」の使い方

口金を外し水を入れる

マルカ湯たんぽに水を注ぐ

口金を開けたらまずは水を注ぎます。注ぎ口がかなり狭く溢れやすいので、面倒な方は蛇口捻って雑に注いで、濡れた部分は拭くとかでも良いと思います。

本体を加熱

マルカ湯たんぽをIHヒーターで温める

次に口金を外した状態で、加熱して湯たんぽ本体を温めていきます。今回は自宅だったのでIHヒーターで加熱しましたが、ガスバーナーによる直火もOKですし、石油ストーブの天板に乗せておいて温めるのもオススメです。

口金を閉めて袋に入れる

マルカ湯たんぽを付属の袋に入れる

湯たんぽが温まったら口金を閉めて、付属の袋に入れて完成です。加熱直後はかなりの高温で火傷する恐れがあるので、絶対に素手で直接触らないように注意しましょう。

出来れば焚き火用に使える耐熱手袋があると安心です。もしない場合は付属の袋で本体を押さえながら口金を閉めて、取手を持ちながら袋に入れてあげることで素手でも対応可能です。

マルカ湯たんぽの注意点

低温やけど

出典:マルカ株式会社

長時間皮膚の同じ部分に接触し続ける事で発生する、低温やけどは最も注意が必要です。マルカ公式の対策として湯たんぽを布団から出したり、位置を変えたりとありますが就寝時においては現実的ではありません。

直接的な防止ではありませんが厚手のタオルで包む事で表面温度を下げて、低温やけどが生じる時間を長くすることが出来るようです。直接肌に触れるまでの層を作ることで低温やけどになりにくくなるので、後ほど具体的な対策グッズと方法をご紹介します。

口金を外して加熱する

マルカ湯たんぽ注意書き

本体にもしっかりと注意書きがありますが、必ず口金を外した状態で加熱しましょう。空気調整弁により爆発する可能性は低いですが、中から熱湯が噴き出す恐れがありかなり危険です。

又、水が入っていない状態での空焚きは絶対にしないでください。

ゴムパッキンの劣化

マルカ湯たんぽの口金キャップとゴムパッキン

付属のゴムパッキンは消耗品なので、繰り返し使用していくうちに徐々に劣化して水漏れの原因になります。交換用のパッキンが元々一つ付属していますし、別売りで安く販売されているので1シーズン毎を目安に交換しましょう。

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合わせて用意したいもの

湯たんぽ単体での使用ももちろん問題ありませんが、組み合わせて使うことによって効果が得られるオススメの商品を紹介します。

ダウンフットウォーマー

モンベルダウンフットウォーマー

湯たんぽで組み合わせて絶大な効果を発揮するのが、中綿入りのダウンフットウォーマーです。湯たんぽで温められた空気を含むとかなり暖かくなり、足元が冷えやすい人は絶対に使うべきです。

私はモンベルのベーシックダウンフットウォーマーを使っていて、マルカの湯たんぽと組み合わせる事で冬キャンプや車中泊でかなり快適に眠れるようになりました。ドローコード付きで足首にフィットするように調整できますし、コンパクトに収納できるので登山でも使える優れものです。

少し価格の高さが気になる方は中華メーカーもいいかもしれません。日本で正規代理店が出来たNaturehike製や、低価格ながらかなり品質が良いと評判のAEGISMAX製はかなり気になります。良心的な価格設定で有名なモンベルと比較しても半値以下なので試しやすいです。

ウールソックス

モンベルメリノウールエクスペディションソックス

ウール素材の厚手のソックスを組み合わせると、足元の冷え対策としては完璧です。ウールは吸湿することでスケールと呼ばれるウロコ状の繊維が開いて、その隙間に暖かい空気を溜め込む特性があります。

直接素足が湯たんぽに触れないので、低温やけど対策にも良いです。モンベルメリノウールエクスペディションソックスや、スマートウールのマウンテニアリングなどの極厚のタイプがオススメです。

ウォーターキャリー

プラティ2Lボトル

マルカ湯たんぽの注水量は少し少なめとよく勘違いされがちなんですけど、凹み防止のために口元ギリギリの満水近くまで水を入れることが推奨されています。

実はアウトドアアクティビティでよく使われているウォーターキャリーは、湯たんぽの注水量の計算にかなり向いています。プラティ2Lボトルの満水容量が、ちょうどマルカ湯たんぽ2.5Lタイプにぴったりなんですよね。

湯たんぽに使わなければ一般的によく用いられる飲料用や調理用の水に回せばいいだけですし、外で遊ぶのが好きな方はいくつか持っていると役に立つと思います。

じょうご

マルカ湯たんぽ水が溢れる

使い方でも説明しましたが、とにかく注ぎ口が狭いので水をこぼしやすいです。もしテントの中や車内など濡れてしまうと困る環境で水を入れる方は、じょうごがあると安心だと思います。

個人的には1週間程度であれば水を入れっぱなしでも問題に感じたことがない為、蛇口で雑に水を入れて周りに溢れたら拭き取ってしまうのがいいんじゃないかとは思います。ただ本体加熱だと意外と温まるまで時間がかかるので、ジェットボイルフラッシュで素早く沸かしたお湯を注ぐのとかは、かなり時間短縮出来そうだなと妄想しています。

熱いお湯を注ぐ場合は安全性で考えても必須なので、いつか導入してみようかなと考えています。

まとめ

マルカ湯たんぽトタンA

冬のアクティビティの就寝時においては、マルカの湯たんぽは最高の暖房グッズです。トタンAであればアウトドアで扱いやすく、直火OKなので災害時の備えに最適です。

価格もこなれていて万人にオススメできる道具ですが、扱い方を間違えれば重大な事故や火傷に繋がる可能性があるので、使用時には十分に注意してください。ウールの靴下やダウンフットウォーマーと組み合わせれば、足の保護にもなりますし、湯たんぽの暖房効果を最大限に引き出すことが出来ます。

外で遊ぶのは好きだけどどうしても寒くて寝付けれないと、お悩みの方はぜひ一度マルカの湯たんぽを試してみてくださいね。

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