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LODGE ロッジサービングポットは焚き火もIH調理もOK!オススメ料理も紹介!
キャンプの醍醐味といえば美味しいご飯と焚き火ですよね。外で食べればどんな料理でも美味しく感じますし、ただぼうっと炎を眺めるだけでもとても落ち着きますが、せっかくなら焚き火を熱源としたダッチオーブン調理に挑戦してみてはいかがでしょうか?
LOGDEサービングポットは程よいサイズ感で、フラットな底面形状なのでキャンプだけでなく自宅でも使える優れものです。メンテナンスも容易で、様々な調理が出来るのでダッチオーブンが初めての方も安心です。
LODGE(ロッジ)について
出典:LODGE
LODGE(ロッジ)とは1896年にアメリカ合衆国のテネシー州で生まれた、キャストアイアン(鋳鉄)調理器具メーカーです。ダッチオーブン、スキレットの代名詞的なメーカーで、120年以上の歴史を持つ鋳鉄製品の数々は、現代においても高い信頼と人気を誇ります。
ダッチオーブンとの違いについて
出典:LODGE
ダッチオーブンと言えば平たい蓋に熾火の炭を置いて、豪快に焚き火に突っ込んで調理しているイメージが強いと思います。実はダッチオーブンといっても大きく分けて二種類の形状に分類が出来ます。
焚き火に焚べやすいように3本脚がついているものをキャンプオーブン、底が平たく家庭用のコンロでも扱いやすいものはキッチンオーブンと呼ばれています。又、素材は鋳鉄製のものが一般的ですが、錆に強いステンレス製や軽量なアルミ製もあります。
サービングポットの魅力
スペック
製品名 | サービングポット 1QT | サービングポット 2QT |
---|---|---|
型番 | L1SP3 | L2SP3 |
内径 | 15.5cm | 20cm |
深さ | 6cm | 7cm |
重量 | 1.9kg | 2.88kg |
価格 | 税込7,150円 | 税込8,030円 |
サービングポットは二種類の大きさが用意されていて、私が購入したのが2QTの大きい方を使っています。主に夫婦のデュオキャンプで使っていますが、2〜4人用の調理にオススメのサイズです。
もう一回り小ぶりの1PTはソロ〜デュオ用にちょうど良いサイズ感です。価格差はさほどないのでデュオやファミリーなら大きめを購入しておくと、将来的に人数が増えても安心です。
カバー内側の突起が旨みを凝縮
サービングポットのスキレットカバーの内側にはいくつもの突起があります。これにより素材の旨味を含んだ蒸気が液化して、フタ裏の丸い突起に溜まりその水滴が鍋の中の食材全体に循環されて旨みを凝縮します。
煮汁をスプーンですくって素材にかけるベイスティングの必要がなく、蒸発した素材の旨味を素材に戻しながらジューシーに調理する事が可能です。鋳物ホーロー鍋と呼ばれるキャンプでも人気のストウブも、セルフベイスティングと呼ばれる同様の構造を採用しています。
ちなみにサービングポットに付属してくるこのスキレットカバーですが、同じサイズのスキレットと共用が可能です。
キャンプだけでなく自宅でも使える
サービングポットの底面はフラットな形状な為、家庭用のガスコンロやIH調理器具にも対応できます。石油ストーブの天面にそのまま置いておけば、暖を取りながら弱火で煮込み調理も出来ます。
このように様々な熱源との相性が抜群なので、どこへでも連れて行きたくなる万能ダッチオーブンです。
開封直後のシーズニングは不要
ロッジのダッチオーブンは工場出荷時に既にシーズンニング済みです。長時間空焚きや、粗熱を取って再度クズ野菜を炒めたりなどの面倒な作業は必要ありません。
メンテナンスが簡単
A&FのYoutube公式チャンネルの解説動画が分かりやすいので載せておきます。洗う、乾かす、シーズニングの3ステップで、メンテナンスも非常に簡単です。
基本的にはお湯で洗い流せばOKです。ただ匂いや焦げ付きが気になる方は、必要に応じて洗剤を使って問題ないです。鋳鉄は非常に錆びやすいので、洗い終わったら水気が残らないようにしっかりと加熱して水分を飛ばしましょう。
最後にしっかりと油を塗り込んでおきます。使用する油はオリーブオイル、サラダ油、ショートニングなどどんなものでも良いのがありがたいです。
サービングポットの注意点
そんな魅力たっぷりなサービングポットですが、実際に使ってみて少し気になるところはあります。購入前や使用前の参考にしてください。
蓋に炭を載せにくい
サービングポットは平たい蓋ではないので、炭を上に置いておくのがとても難しいです。熾火で上から必ずしも加熱しないといけない訳ではありませんが、全体的にムラなく仕上げたい場合には、キャンプオーブンと比較すると少し不向きな形状かも知れません。
このように細かい熾火を拾い上げて少しずつ載せる事で、キッチンオーブン同様に上から加熱する事は可能です。ただ火加減の確認で蓋を開閉する時に、少しずつ落ちてしまうのは面倒に感じました。
鋳鉄製は余った料理は別の容器へ移す
鋳鉄製のダッチオーブンの場合、調理後そのままにしておくと内部に残った水分が錆を発生させてしまい、料理を全てダメにしてしまう恐れがあります。
特にスキレットカバー内側の突起をつたい、食材に錆を含んだ水分が還元されてしまうので、調理後の残った料理は別の保存容器へ移して、ダッチオーブンはすぐに洗って乾かしてください。
ステンレス製やアルミ製だと内部が錆びる心配はないので、たくさん作って火を跨いで再加熱して食べる方などには向いていると素材と言えます。
使用後は自然に冷ます
ダッチオーブンに限ったことではありませんが、使用直後の熱い状態の調理器具に水をかけて冷却するのは厳禁です。特に鋳鉄製に関しては急激な温度変化により、最悪割れてしまう可能性があるので絶対に辞めましょう。
サービングポット料理
これまで何度もキャンプでサービングポット料理をしてきました。どんな料理もとても簡単に美味しく作る事ができる魔法の様な調理器具です。
ローストビーフ
まずはキャンプ料理の鉄板とも言えるローストビーフ。焼き目をつけて底網を敷いて、温度計で温度管理さえすれば簡単に作る事が出来ます。夜まで寝かせて炊き立てご飯に卵の黄身と乗せれば、お店顔負けのローストビーフ丼の完成です。
カレー
夏の林間学校の定番メニューで、真夏の暑い時期でもなぜか食べたくなるのがアウトドアでのカレーですよね。シチューやポトフなど煮込み調理全般はどれも、食材入れて適当に放置しておくだけで美味しく仕上がります。
グラタン
冬の寒い季節にはグラタンもオススメです。自宅で適当に材料をジップロックに詰め込んでおいて、キャンプ場についたらアルミホイルを被せて、上にチーズをかけて加熱するだけです。
写真のように頑張って熾火になった炭を置いただけでも、焼き目はちゃんとついてくれますし、面倒ならガストーチなどでサクッとつけてしまうのも良いですね。
チャーシュー
凧糸で縛ったりゆで卵を作ったりと少し手間はかかりますが、下準備さえ終わればこちらも煮込むだけのチャーシューも是非作って欲しい一品です。
一度多めに作ってしまえば自宅に帰っても、チャーハンの具材や、ラーメンのトッピングなど非常に使い勝手が良いメニューです。
揚げ物
自宅では何かと面倒なイメージの強い揚げ物も、油の処理さえクリアできれば実はキャンプ向きの調理方法だと思ってます。特にダッチオーブンだと使用後は吹き上げるだけで、シーズニングも兼ねて片付けが終わるので楽です。
チーズケーキ
忘れてはいけないのが食後のデザートです。チーズケーキは材料を混ぜてアルミホイルを敷いた中に入れて放置するだけなのでとても簡単です。加熱直後は中身が少し緩いですが、少し寝かせればしっとりに仕上がります。
合わせて用意したいもの
サービングポット単体でも非常に扱いやすいのですが、あると便利なものを紹介していきます。
8インチ用底網
具材に間接的に火を通す事が出来る、8インチ用の底網は是非とも用意したい所です。煮込み系の料理以外はかなりの割合で出番があり、個人的には必須のオプションだと思ってます。
ローストビーフやチーズケーキなど長時間直接的に火を通すと焦げてしまう料理の調整用として使えますし、間接的に加熱する燻製や蒸し料理なども行う時にも必要になるので、持っておくと何かと便利です。
耐熱グローブ
焚き火をするのであれば必ず持っておきたい耐熱グローブ。薪を素手で触る時やバトニングを行う時の手の保護にもなります。少し蓋を開けて中身の加熱状況を確認したり、移動させる時にあると助かります。
私が使っているオレゴニアンキャンパーのカウハイドBSグローブは、ガンガンに加熱している時でも3〜4秒程度であれば持ち運ぶ事が出来ました。ただ余り長く持ちすぎると熱が伝わってくる感覚が後で一気に襲ってくるので、どのぐらいまで大丈夫なのか確かめながら使用してください。
収納ケース
ダッチオーブンに限らず焚き火調理をしたクッカーは、煤まみれになってしまいます。収納する場合にはダッチオーブン専用の収納ケースがあると、周りのものを汚さずに仕舞えて便利です。
サービングポット2ptの持ち運びにぴったりなのが、asobitoの防水帆布クックセットケースです。パラフィン(ロウ引き)加工により高い撥水性があり、使い込むほど味わい深くなります。
様々な形状と大きさのものがたくさん用意されているので、手持ちのキャンプギアと相性が良いものを探してみて下さい。
まとめ
初めてのダッチオーブンにLODGEサービングポットはとてもオススメです。小ぶりな大きさで鋳鉄鍋として比較的軽量で、持ち手が両側にあるので腕力に自信のない女性でも持ち運びしやすい形状です。
フラットな底面形状はIH調理やガスコンロにも対応出来るので、アウトドアだけでなく自宅でも気軽に使えます。様々な調理方法にも対応出来るので、キャンプの頻度が少なく後々使う事がなくなる心配もありません。
正しい知識と必要なものさえ揃えておけば、お手入れやメンテナンスも簡単なので永く付き合うことができるはずです。興味のある方はぜひ一度使ってみてくださいね。