トランギアラージメスティンで揚げ物!片付けも楽々でキャンプだけでなく自宅でもオススメ!

ラージメスティン×FUSION Trekで揚げ物!

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トランギアラージメスティンで揚げ物

箱型の可愛らしい見た目もあり炊飯用のクッカーとして人気が爆発したメスティンですが、現在ではご飯を炊くだけでなく煮物、揚げ物、燻製、蒸し料理など様々な調理で使われています。

私達も初めて使い始めてからかれこれ7年以上経過し、キャンプや登山、自宅など様々なシーンで活用しています。これまでは炊飯や煮炊き中心の調理ばかりだったので、今回はメスティンを使った揚げ物にチャレンジしてみました。

実際に揚げてみて感じた魅力や、使用後に気になったことなどをまとめていますので、是非参考にしてみてくださいね。

目次

ラージメスティンで揚げ物

トランギアラージメスティン

メスティンとはアルミ製の箱型の飯盒の総称です。本家とも言われるトランギア製にはノーマルサイズとラージサイズの二種類あり、今回はラージメスティンを揚げ物に使っていきます。

バーナーはFUSION Trek(改)

FUSION Trek SOD-330
FUSION Trek SOD-330

せっかくなので家庭用のカセットコンロではなく、新富士バーナーのSOTO レギュレーターストーブ FUSION Trek SOD-330というアウトドア用のバーナーを使用しました。シングルガスバーナーは一体型と分離型がありますが、分離型の方が低重心で安定感があります。地面からの高さは10cmと低い重心と182gと軽量なので、キャンプだけでなく登山でも使える汎用性に優れたバーナーです。

互換アダプターでCB缶を使用

ただ寒冷地や登山でも使用可能にすることを想定しているので、接続可能なガス缶のタイプがOD缶になり、CB缶と比較するとどうしても値段が高くなります。長時間燃焼させる揚げ物のような調理方法だと、かなりガスの消費量も激しいので出来るだけ安いガスを使いたくなります。

さらに気化しやすいイソブタンやプロパンなど高品質なガスから優先して使われてしまうので、自宅で使用するにはもったいないなと感じてしまいます。

その場合、同じ新富士バーナーから発売されているSOTO レギュレーターストーブ FUSION ST-330であれば、分離式でCB缶式バーナーなのでこちらを使うのが理想的です。

FUSION Trek 互換アダプター

ただ用途も似通っていて使用するガス缶が違うだけで、重量も重くなる(250g)ものを購入するのは少し気が引けます。そこでCAMPING MOON CB缶→OD缶口金 互換アダプターZ10(セイフティースタンド型)を使用して、CB缶を使用できるようにしてます。

使用する環境やアクティビティによってCB缶とOD缶で使い分けが出来るのでとても便利です。元々汎用性の高さを感じた完成度の高いFUSION Trekですが、もはや死角なしの最高のシングルバーナーとなりました。

※メーカー非推奨の使い方であり何かトラブルがあっても一切補償等されませんので、もし使われる方は自己責任でお願いします。

メスティンで揚げたもの一覧

揚げ物

今回揚げるものの一覧がこちらです。牛肉、豚肉、鶏肉、ハムカツやコロッケなど、様々な種類のカツを用意してみました。

肉じゃがコロッケ

肉じゃがコロッケ
肉じゃがコロッケ
肉じゃがコロッケはコロンとして厚みがあるので、少量の油の場合は定期的に転がしながら揚げる必要があります。ただ具材にあらかじめ火が通っているので、短時間で軽く表面を揚げれば問題なく食べれます。

メンチカツ

メンチカツ
メンチカツ
サクッとした衣からの口の中に広がる肉汁が、もはや卑怯なレベルのメンチカツ。中身を見てイマイチ火が通っているか、判断がつきにくいと思うのは私だけでしょうか?お腹壊してないから多分大丈夫だと思います。

ハムカツ

ハムカツ
ハムカツ
ハムカツはこの中で一番薄く大きいので、ラージメスティンでの揚げ物にかなり向いてます。火が通るのもあっという間なので、サクッと食べたい人にオススメです。

串カツ

串カツ
串カツ
牛、豚、じゃがいもと色々な具材を楽しみました。串の持ち手をメスティンの淵にかけて置けるので、手でくるくると返すのが楽しい。こちらも箱型のメスティンとの相性が良いカツです。

ヒレカツ

ヒレカツ
ヒレカツ
個人的な趣味で申し訳ありませんが、最も好きなのがヒレカツ。脂身が少ないのでたくさん食べれちゃいます。同時にメスティン+固形燃料で炊飯しておいた白ごはんが、一瞬でなくなったのは言うまでもなくありません。

ささみチーズカツ

ささみチーズカツ
ささみチーズカツ

最も分厚い肉だったささみチーズカツもしっかり火が通ってます。中のチーズもとろりと溢れ出して、完璧な仕上がり。中にチーズを仕込むためか大きく厚みも出やすいので、こちらもラージメスティンでの揚げ物に向いてます。

メスティンで揚げ物の良い点

揚げ物に最適なサイズ

メスティンで揚げ物

大きいハムカツや長いささみチーズカツも問題なく入るサイズなので、ラージメスティンは大きな食材の揚げ物に最適だと感じました。油の量も少量で揚げれるので、1人〜2人ぐらいのこじんまりした揚げ物パーティに最適。

逆に小さく厚みがある食材だと、ノーマルサイズのメスティンの方がさらに油の節約になりそうです。

熱伝導率がよく温度が下がりにくい

メスティン熱伝導率が良い

今回使ったFUSION Trekは直噴型と呼ばれる真っ直ぐ上に火が立ち上がるタイプで、一般的なガスコンロのような拡散型と比較すると均一に熱が伝わりにくいと言われています。しかしアルミ製で熱伝導率が良いので、メスティンのどこに入れてもしっかりと食材に火が通ってくれました。

170℃〜180℃ぐらいで温度管理しながら上げてましたが、どんどん食材を入れても温度が下がりにくく感じました

今回は家庭用の揚げ物鍋に付属していた温度計を、メスティンで隅でお箸に乗せながら使いましたが、かなり不安定だったので温度管理には取り付け金具付きのタイプが良さそうです。

後片付けが楽

メスティン揚げ物片付けが楽

焦付きもなく使用後はお湯で油を流して、拭き取ってあげれば簡単に綺麗になります。

使用後の油をオイルポットに戻す時も、角型形状なので注ぎやすいです。キャンプなどで持ち運ぶには機密性が低いので、運搬中の転倒などで油をこぼさないように注意が必要です。

もし油が汚れすぎてしまったりした場合は、固めるテンプルを使うのも良いです。燃えるゴミとして処理できるようになるので、ゴミ処理可能なキャンプ場で揚げ物をした場合にはそのまま現地で処分出来ます。

シーズニング必要派の方へ

メスティンシーズニング

メスティンを開封後の儀式とも呼ばれるバリ取りとシーズニング。特にTrangia製は仕上げが雑なのでバリ取りは必須だと感じていますが、シーズニングに関しては必要派と不要派で意見が割れます。

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使用後は油臭くなる

そして揚げ物をするととにかく使用後は油臭くなります。万能クッカーであるが故に炊飯や煮物などで、次に使おうとした際に匂いが気になるかもしれません。洗剤とスポンジで擦ってしっかりと洗えば改善されますが、シーズニングをしていた場合は皮膜が剥がれてしまうので要注意です。

私達がメスティンで炊飯する時は水分量がかなり多いので、シーズニングをしていなくてもそもそも焦げ付きを感じたことがありません。汚れたらガンガン洗剤で洗うので、揚げ物の後も普通に問題なく使えます。ただ皮膜を出来るだけ長持ちさせたい方は揚げ物鍋としての使用を控えるか、逆に揚げ物専用メスティンにするのもいいかなと思います。

ダッチオーブンで揚げ物もオススメ

ダッチオーブン揚げ物

もしくは油を繰り返し使用することで馴染んでくる、ダッチオーブンでの揚げ物もオススメです。特にLODGE サービングポットは底面がフラットなので、ガスバーナーやカセットコンロでも使えますしI Hにも対応しているので、自宅でもキャンプでも使える優れものです。

ダッチオーブンやスキレットなどの鋳鉄製品は輻射熱の影響を考慮しないといけないのですが、今回紹介した分離式バーナーのFUSION Trek SOD-330だとガス缶を離して利用できるので暴発の恐れも少ないです。

木製テーブルだと揚げ物のように長時間加熱すると天板が焦げ付く事もありますが、UNIFLAME 焚き火テーブルはエンボス加工という熱にかなり強い素材なのでそういった心配もありません。

まとめ

ラージメスティンで揚げ物

ラージメスティンで揚げ物をやってみたお話でした。家庭用の揚げ物鍋よりも油も少量で済みますし、保管場所も取らないので、キャンプだけでなく自宅でも揚げ物が楽しめそうです。

メスティンだけでなく今回紹介したバーナーのFUSION Trekもそうですが、アウトドア製品の中でも特に汎用性が高い道具はとにかく出番が多いです。最近は外で使う前に検証として自宅でまずは使ってみる事が増えてきたのですが、家庭用のガスコンロや調理器具がもはやいらないのでは?と思う事も多くなってきました。

既にアウトドアやっている人も、そうでない人も是非一度メスティン使ってみてください。可愛らしい見た目と汎用性の高さは様々なシーンで使ってみたくなるはずです。

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