固形燃料でラージメスティン3合自動炊飯!甘いもちもち仕上げのコツを解説!

固形燃料でラージメスティン自動炊飯!3合炊きで失敗しないコツを解説!

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固形燃料を使ったメスティン自動炊飯のコツ

アウトドアクッカーの定番といえばみんな大好きメスティン。様々な調理に使われるようになりましたが、やっぱり基本は白米の炊飯ですよね。固形燃料を使用したほったらかし炊飯は一度成功するとクセになる便利さですが、美味しく炊き上げるにはちょっとしたコツが必要だったりします。

ラージメスティン+固形燃料を使った3合自動炊飯にチャレンジしてみました。今回はかなり柔らかめのもちもち食感になります。必要な道具や、失敗しないコツなど解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

固形燃料で自動炊飯のメリット

ほったらかしで楽チン

ラージメスティン自動炊飯

何よりのメリットは火をつけたら、炊き上がるまで放置できることです。ガスバーナーを使う場合には、沸騰してからの火加減の調整、時間の計測、水分を飛ばす作業など意外と面倒を見ないといけません。

その点固形燃料を使った自動炊飯だと、別の作業を同時進行することが出来るのでとても便利です。

燃焼音がとても静か

キャンプや登山で使用した事がある方はご存知だと思うのですが、シングルバーナーは沸騰するまでの燃焼音が大きくてうるさいです。又、ガスカートリッジの残量が中途半端な場合は、燃焼中に切れてしまうこともあります。固形燃料の場合は燃焼音がとても静かですし、しっかりと風対策さえしておけば、途中で燃焼が途切れることはありません。

私達夫婦は車中泊やキャンプで予め炊飯可能なセッティングを行っておいて、翌朝着火させるだけの状態にしておきます。(気化するので固形燃料だけは当日に置きます)先にどちらかが起きて朝食の準備に入ることが多いので、必要最低限の動作で静かに行うことができます。

使用するメスティン

Trangia ラージメスティン T-210

トランギア ラージメスティン

今回使用するのはTrangiaのラージメスティン T-209です。一般的に流通しているノーマルサイズのメスティンは1合〜1.8合炊飯までの対応ですが、ラージサイズだと最大で3.5合までの炊飯が可能になります。

予め下準備は済ませましょう

メスティン バリ取り
メスティン シーズニング
使用する前の下準備としてバリ取り&シーズニングは予め済ませておきましょう。Trangia製のメスティンはかなりバリが残っていて、指を切ったり怪我をしてしまう恐れがあるので、特にバリ取りに関しては行うようにしましょう。
詳しい手順についてはこちらで解説しているので、参考にしてください。
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その他自動炊飯で用意するもの

エスビット ポケットストーブ

エスビット ポケットストーブ

メスティン用の五徳としては定番のエスビットのポケットストーブ。折りたたみ式でノーマルサイズのメスティンにぴったり収納出来ます。展開すると固形燃料の燃焼した炎がちょうど良い高さにくるのでオススメです。

セリアの固形燃料

セリア固形燃料

今回はセリアで販売されている友栄の30gの固形燃料を使用します。燃焼時間は20〜25分と表記がありますが、ダイソーでメインで取り扱っているのは25gタイプと比較しても、体感ではほとんど変わらない印象ですね。今度暇な時に比較検証行ってみようと思います。

ニイタカのカエンニューエースでまとめ買いすると、一つ辺り30円弱と若干百均よりもコスパは良いです。ただ固形燃料全般に言える事ですが、空気に触れるとボロボロになってしまうので、保存容器に入れるか、ジップロックなど密閉できる袋に入れておくようにしましょう。

3合自動炊飯のコツ

ラージメスティン3合炊飯

今回の炊き上がりはこんな感じでした。私達夫婦は芯が全くない柔らかもちもちの食感が好きなので、冒頭でも説明しましたがこの手順通りにすると、かなり柔らかめの仕上がりになります。

例えるなら北海道産のお米のゆめぴりかのような感じ。粘り気の強い、甘くもちもち食感は一度食べるとクセになりますよ。

メスティン焦げ付き無し

ご覧のように全く焦付きなし。もしちょっとお焦げがあったり、固めの仕上がりが好きな方は浸水時間を短くしたり、水の量を減らすなど適宜調整してみてください。

それでは順番にポイントを解説していきます。

たっぷり浸水させる

メスティン浸水時間

一般的な浸水時間の目安は最低でも30分〜1時間と言われていますが、私達の場合は前日から冷蔵庫かクーラーボックスで寝かせます。長く浸水させてもお米は一定量以上の水分は吸水しないので、あまり時間を気にしなくていいからです。

又、冷たい水に吸水させると「粘り気や艶が出る」とも言われているそうです。長すぎると水にデンプン質が溶け出すといった意見もあるそうですが、そもそもその水で炊くから問題ないんじゃないかと思ってます。

ナルゲンボトルは目盛り付きで炊飯用のお米を浸水させながら持ち運ぶのに最適です。広口なので中身の出し入れのしやすさと、洗いやすくメンテナンス性が良いです。

水分量の目安

メスティン水の量

一般的には1合に対して180ccの水が必要だと言われています。3合だと180cc×3で540ccという計算になるのですが、私たちの場合は水は多めの600cc入れています。目安のラインが一般的にはリベットの真ん中〜上部ぐらいになります、リベットを遥かに超えてさらに上にある窪みぐらいまで来ます。

今回は室内での炊飯なので全く影響はありませんが、フィールドでは外気温や風の強さの影響を受けて、火の伝わりが悪くなりやすいので、多少水の量は減らした方が上手くいくと思います。

固形燃料は30g×2個

固形燃料30g×2

ラージメスティン+固形燃料で3合炊飯をする場合は、必ず固形燃料を2つ使うようにしましょう。水分量が多いのと、底面の面積が広いので広範囲に火が行き渡るようにしないといけない為です。

しっかり蒸らす

メスティン蒸らし

火が消えたら蒸しタオルに包んであげて、20〜30分ほど放置します。蒸らすことによって内部の水分が米全体に均一に行き届くようになります。面倒でなければ初めに軽くかき混ぜてあげるとより効果が高いみたいです。

ただフィールドでは蒸しタオルを用意なんて現実的じゃないし、家でもかなり面倒なので正直蒸らしの工程は飛ばしてしまう事が多いです。ただ改めて蒸らすと美味しく仕上がるなと感じたので、コジーの導入を検討中です。

GRANITE GEAR(グラナイトギア) エアセルブロックスのSサイズが、ノーマルサイズのメスティンにシンデレラフィットします。簡単に突っ込んでおくだけで保温できるものを探しているんですけど、ラージメスティンにちょうど合うサイズのコジーがなかなか見つかりません

住宅用の断熱材であるアストロフォイルはクッカー用のコジー自作に人気の素材で、近いうちに自分で作ってみようと考えています。ただ切り売りしているところがほとんどなく、割と高額になるのが悩みの種です。

まとめ

ご飯と味噌汁

固形燃料+ラージメスティンを使った3合自動炊飯でした。美味しく仕上げるには多少の時間は必要ですが、ほとんどの手順が放置でできるので、手間がかからずほったらかしで出来る自動炊飯はとても便利です。

今回のような柔らかめのご飯は和食との相性が抜群で、お味噌汁を添えるだけで極上の朝ごはんとなります。カレーや丼などは少し固めの仕上がりの方が合いますし、好みは人それぞれなので水の量を調整しながら良い塩梅を探してみてくださいね。

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