ハイエースにINEXの防虫ネット(蚊帳)を取付!夏の暑さ&虫対策におすすめ!

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車中泊で快適に眠れるようにするには、快適な道具や環境選びが大事です。ポイントはいくつかありますが、何をもって「不快」と感じ、どうすれば解決できるかを意識すると答えに近づきます。

夏の車中泊で不快な要素といえば、「暑さ」と「虫」ですよね。耳障りなモスキート音を一晩中聞かされて、気づけば体中汗まみれで痒い…。そんな寝苦しさを解消してくれるのが、防虫ネット(蚊帳)です。

様々なメーカーから発売されていますが、今回紹介するINEX防虫ネットは作りも良く、コスパ抜群です。実際にハイエースのリアゲートに取り付けしてみて、良かった点や気になるところなど、詳しく解説していきます。

今回はハイエース(標準ボディ/標準ルーフ)のリアゲート用(品番M21)の防虫ネットを取付しています。

目次

防虫ネットを取り付けるメリット

車中泊の蒸し暑さを軽減

車体は熱伝導率の良い鉄の塊で出来ていて、防水性を保つために気密性が高い構造になっています。その為、夏場は少しの間締め切っているだけで、あっという間に車内に熱が篭ってしまいます。

エアコンを稼働させれば車内を冷やす事が出来ますが、道の駅では夜間のアイドリングはマナー違反です。車中泊で快適に過ごすには、ドアやリアゲートを開放して、少しでも空気循環させることが重要になります。

最低限のプライバシー確保

ハイエース 防虫ネット

通気性を確保するためにドアやリアゲートを開けっぱなしにすると、車内が丸見えになるのが難点です。バンライフだとどうしても生活感が出たり、車内が煩雑になりやすいのも気になります。

その点、防虫ネットがあれば最低限の車内のプライバシーを確保する事が出来ます。特にリアゲートは解放時に影が出来るので、太陽光によって透けにくく、一見しただけでは車内の様子が伺いにくいです。

虫の侵入を防ぐ

夏のキャンプや車中泊を快適に過ごせるかは、どれだけ虫を寄せ付けないかが大事です。特に夜間は明るい場所に虫が引き寄せられる習性があるので、ランタンや室内灯はあっという間に虫だらけです。

就寝時に蚊に付き纏われて、寝苦しい想いをした事は誰しも一度は経験がありますよね。防虫ネットは名前の通り、虫の侵入を防いでくれるので、車中泊には絶大な効果を発揮します。

防虫ネットの取り付け手順

STEP
ウェザーストリップを外す
ハイエース ウェザーストリップ

まずはウェザーストリップ(ゴムパッキン)を外します。リアゲートの外周をぐるりと囲まれていますが、一度にすべて外さずに上部から徐々に外すと良いです。

STEP
隙間に防虫ネットを入れていく
ハイエース 防虫ネット 取り付け

ウェザーストリップがはまっていた隙間に、防虫ネットの端を差し込んでいきます。

STEP
ウェザーストリップで挟んでいく
ハイエース 防虫ネット 取り付け

防虫ネットを差し込んだら、ウェザーストリップで挟み直します。上部がぴったり収まるのに対して、左右は生地が余るので、適当に織りこんでいれてます。

STEP
マジックテープでフロアに貼り付ける
ハイエース 蚊帳

下部はマジックテープでの固定で、ハイエースの純正フロアならそのまま付くようになってます。このようにただ挟んでいるだけなので、誰でも簡単に取り付けが出来ます。作業時間も20〜30分ほどあれば大丈夫です。

防虫ネットを取り付ける時の注意点

作業は出来れば二人で行う

ハイエース 蚊帳

取り付けするときには出来れば誰かに手伝ってもらいましょう。ウェザーストリップで防虫ネットを挟み直すときや、取付位置の調整や指示など、二人でやったほうが作業効率は段違いに良くなります。

手が汚れるのでゴム手袋必須

ゴム手袋

ウェザーストリップ部分には大量のグリスが塗られています。作業の時にはかなり手が汚れてしまうので、事前に使い捨ての手袋をはめておけば安心です。

ニトリル手袋の箱入りはなにかと作業する時に持っていたら便利ですね。DIYや自転車、バイクいじりする人なら、一箱持っておいて損はないと思います。

適合品番かちゃんとチェックしよう

ハイエース 蚊帳 取り付け

嘘みたいな本当の話なんですけど、初回注文時に間違った品番を頼んでしまいました。どうも取り付けしていると長さが余ってしまい、まさかと思って注文履歴を確認したら、ミドルルーフ用が届いてる事に気づきました。

ハイエースはボディサイズやルーフの高さなど、グレードによって車両サイズが異なります。つい注文時は車種名だけで判断しがちなので、適合品番かどうかしっかり確認するようにしましょう。

防虫ネットを取り付けして気になった点

リアゲートの開閉が固くなった

ウェザーストリップで挟み込んで固定しているので、リアゲートの開閉が少し固くなります。イージークローザーでちゃんと閉まる程度の固さなので、個人的にはあまり大きな問題ではありません。

ただ標準装備されていないグレードだと、はじめは力の入れ具合に迷うかも知れません。又、開くときのレバーの抵抗も結構感じるようになったので、握力の弱い小さな子供だともしかしたら開けなくなるかも知れません。

そのままだとソーラーの配線が通せない

ハイエース ソーラー配線

ハイエースにソーラーパネルを取り付けしていて、リアゲート上部の隙間を活用して配線を引き込んでいます。防虫ネットはウェザーストリップで隙間なく挟み込んでいるので、そのままだと車内へ配線を通す隙間がありません。

防虫ネットに加工しない場合は、下部のジッパー付近でないと配線を通すのは無理です。仕方がないので暫定的に、ソーラーの配線を下部へ回して車内へ引き込んでいます。

理想的な配線は従来通り上部からの引き込みなので、防虫ネットに穴開けするか迷い中です。構造上穴が広がりやすいはずなので、加工する場合はハトメが必要な気がしてます。

スライドレールは要注意

ハイエース アルミフレームベッド

ハイエースにスライドレールを導入している方は注意が必要です。開閉ジッパーが両サイドから20cm程度内側なので、大きなものを取り出すのに邪魔になる事があります。

現在アルミフレームベッドを製作中で、下部の床下収納にはスライドレールを導入予定でいます。土台部分は既に作っていたので、防虫ネット取り付け後に干渉しそうな事に気がつきました。

流石に防虫ネットとの干渉を避けるために、構造を変更するのも勿体無いので夏場のみと割り切って使おうと思ってます。購入前の場合だったら、ジッパーが干渉しないタイプを探すと良いと思います。

車中泊にはドアストッパーがおすすめ

車中泊をする場合にはドアストッパーがあると、わずかにリアゲートを半開きにできて便利です。ほんの少し隙間があるだけでも、風の通りが良くなり、車内に熱が篭りにくくなります。

もちろん全開と比べると通気性は落ちますが、プライバシーの確保を考えるとちょうどよいクリアランスと感じました。ドアストッパーでほんの少しだけリアゲートを開けておけば、風の通りが全然違います。

ドアストッパーは金属剥き出しなので、車体を傷つけないためにもグリップゴムで覆うと良いです。末端をハサミでカットして被せるだけで簡単に作れるのもポイントが高いです。

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まとめ

ハイエースに防虫ネットを取り付けしてみました。暑い季節でも気軽にリアゲートを開放して、空気循環しつつ虫の侵入も防げるので、夏の車中泊には必須アイテムです。

INEXは他メーカーよりも安価でコスパに優れ、作りもしっかりしています。通気性を最大限生かすならリアゲートだけでなく、スライドドア用とのセットもおすすめです。

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