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ハイエースにINNOのルーフキャリア!選び方のポイントと取付手順の解説!
今回はハイエースへカヤックを車載する為のルーフキャリアの取付方法について解説していきます。キャリアベースも種類が多く、パーツやアタッチメントの種類も豊富なので、どれを選べば良いかとても分かりにくいです。
取付後の高さも事前にしっかりとイメージしておかないと、立体駐車場の選択肢が狭まってしまうので注意が必要です。出来るだけ高さを抑えるためのキャリア選びのコツについても解説していますので、ルーフキャリアの設置を検討している方は是非ご覧ください。
ルーフキャリア選び方のポイント
何を載せるか決める
まず一番大事なのは何を載せたいのか?をしっかりとイメージする事です。私達はアウトドアが大好きなので、カヤックをカートップする事を目的として選んでいます。
自転車やスノーボードを乗せるのなら、専用のアタッチメントが追加でさらに必要になりますし、積載力を向上したい場合はルーフボックスを取り付けしたい人もいるでしょう。
後々ルーフに干渉したり、取付不可だったりすることないように、それぞれの互換性をしっかり確認することもとても重要になります。
雨どい、ルーフレールの有無
こちらもかなり重要なポイントなのですが、車種によって取付できるフィックスポイントが違います。ハイエースのようなワンボックスや、バンタイプの車は雨どいタイプのものが多いです。
ステーションワゴンやSUVに取付されているルーフレールタイプや、ドアの縁に引っ掛けるタイプなど様々な種類がある為、後ほど紹介する車種別の適合情報をしっかりと確認する事が大事です。
ルーフキャリア取付後の車高を決める
ルーフキャリアを取り付けた後の高さをイメージする事も重要です。立体駐車場の多くで採用されている、高さ制限2.1mはぜひクリアしたい基準です。
私達の場合、妻の実家がこの高さになるので帰省するたびにキャリア取り外したり、駐車スペースがあるにもかかわらず敢えて、近隣のコインパーキングを有料で使うのはかなり不便です。
特に日常的な生活圏内でこの立体駐車場の高さ制限に引っかかって、利用できる施設に制限がかかるのはかなりのストレスになるので、事前にしっかりとイメージしておきたいです。
各メーカーの車両適合表を熟読
ルーフキャリアには主要の三大メーカー、INNO(イノー)、THULE(スーリー)、TERZO(テルッツォ)がほぼシェアを占めています。世界的なシェアはスーリーが強く価格は少し割高なですが、なんとなくかっこいいイメージがありますし、ルーフボックスを乗せている人の割合が多いイメージがあります。
国内ブランドのイノー、テルッツォはスーリーより少し安価ですが、必要十分な機能を備えていてアタッチメントも豊富、車両適合表に装着時の高さまで載せてくれていてとても選びやすいです。下記に各メーカーの車両適合表のリンク貼っておくので、興味のある方は参考にして見てください。
INNO(イノー)
THULE(スーリー)
TERZO(テルッツォ)
購入したキャリア&パーツ一覧
今回は色々比較した結果、イノーのルーフキャリアを取付する事にしました。理由としては車両適合表にキャリア取付後の高さが明記してあったのと、後ほど紹介するINNO バーエンドフック IN551-6がカヤック積載時にかなり役に立つので、互換性のあるイノーを選びました。
それぞれの役割と選ぶ上で気をつけたいことなどを補足していきたいと思います。
INNO キャリアベース ドリップタイプ INLDK
もっとも重要なのがキャリアベースの選択です。私が選んだのはドリップタイプ(雨どい)対応で、ラインアップの中で最もロータイプのINLDKです。ハイエースの標準ルーフ(全高1,980mm)に取り付けして、全高2,063mmとなります。
そしてINNOのキャリアベースでは、取付後に唯一INLDKだけが2.1m以内の高さに収まります。車両適合表を見た方は分かると思うのですが、情報量が多すぎて選ぶ際にかなり迷いやすいので注意してくださいね。
ちなみにINLDKは車のルーフ部分とバーとのクリアランスがかなり狭いので、後々取り付ける予定のアタッチメントがある場合、干渉しないか事前に確認するようにしておきましょう。
INNO ベーシックバー INB165 165cm
横方向へ渡すベーシックバーです。先ほど紹介したキャリアベースと組み合わせる事により、長物を車載出来るようになります。よく建築関係の車がハシゴとかを載せてるのを見かけますよね。
ちなみにINNOの車両適合表を確認していくと、適合するベーシックバーはINB147~と表記されています。これは地味に勘違いしやすいと思うので解説すると、147cm“以上“のタイプのバーが取り付け出来るという意味です。
つまりINB147だとピッタリサイズで、INB165だと少し余りが出るという事です。もし何か積載する際に一時的に車体に立てかける必要がある場合は、INB165を必ず選びましょう。少し長めにしておいて、後ほど紹介するクロスバーを使って縦方向にもバーを通せば、車体に直接触れることなく立てかけることが出来るようになるからです。
INNO クロスホルダー2 IN861
クロスホルダーは横方向と縦方向のバーを、それぞれ交差して取付が出来るパーツです。先ほどお伝えした通り、あらかじめ横方向のバーを長めにしておかないと、クロスホルダーを取付する場所がなくなってしまうので組み合わせるバーを間違えないように注意が必要です。
INNO ロングバー IN436L 200cm
クロスホルダーと組み合わせる縦方向のロングバーです。これのおかげで車体ではなくこのバーに、カヤックを立てかけることが出来るので個人的には必須です。他にも一時的に何か吊るしておいたり、ロープワークでカーサイドタープを固定するのにも使えそうです。
INNO ベースシート IN101
雨どいに直に取付すると傷がついてしまうので、保護するためのシートです。少し大きめに感じたのでIN103や、少し小さめに切って使うのがいいと思います。
INNO バーエンドフック IN551-6
INNOのルーフキャリアを取り付けする方には是非とも使っていただきたのが、こちらのバーエンドフックです。使用する時だけ横方向のバーを延長させる事が出来る優れものです。
縦方向のバーにカヤック本体を立てかけた時に、さらに横方向でも支えておけるようになるので、一人でカヤックを積載する時にかなり便利です。もはやカヤックをカートップする人にとっては必須のオプションだと思ってます。
ルーフキャリア取付手順の解説
今回の取付作業は実家の駐車場で行いました。こうやって写真見返してみてもかなりギリギリに見えて怖いですね…。ただ取付終わってから立体駐車場に恐々と侵入するのも精神的にキツいので、どれぐらいのクリアランスが出来るか確かめながら作業しました。
キャリアベースと横バーの取り付けさえ出来れば、高さのイメージは出来るので、それ以降の作業は日を改めて自宅駐車場で作業を行なっています。
それでは取付手順を解説していきます。
1.キャリアベースを分解
まずはキャリアベースを分解していきます。キーロック式になっているので、鍵で開錠していきます。
4つとも分解してこのように、取り外した順で並べておくと後々作業がしやすいです。
2.横バーの仮置き
次に車体のルーフに直接横バーを仮置きします。それぞれのバーの前後間隔は最低でも600mm以上空けるようにしましょう。ここで位置決めがほぼ決まるので、地味に重要な肯定なのでしっかりと完成図をイメージしましょう。
3.保護シートを貼る
雨どいを保護シートを貼り付けます。
4.ベースキャリアの組み立て
キャリアベースを雨どいに載せて、横バーを通します。左右それぞれ均等な長さになるように予め調整しておきます。
雨どい外側にしっかりとフックを引っ掛けます。
カバーを被せて、ボルトをある程度手締めします。
ノブ内側が六角形になっており、工具不要で締め付けする事が出来ます。
最後はキーをロックして完成です。キャリアベースやバーを手で揺すってしっかり固定できているか確認しましょう。
5.バーエンドキャップを付ける
最後に忘れずにバーエンドキャップを取り付けしましょう。
梱包されていた段ボールの先端に入っているので、間違えて捨てないように気をつけましょう。
6.クロスホルダーの仮固定
ボルトにワッシャーかまして、4箇所とも仮締めします。
7.縦バーを通す
前後とも通して、長さを均一にします。
最後は本締めで縦バーを固定します。ちなみにキャリアベースは工具不要で取り付けできますが、クロスホルダーは別途工具の用意が必要です。小型のモンキーレンチがあると便利です。 リンク
8.バーエンドフックの取付
取付していた付属のエンドキャップを取り外して、エクステンションバーを差し込みます。この時にストッパーの凸部分を上向きにしてください。
裏側からアーレンキーで固定して完成です。
これで完成です。
取付後の高さをチェック
これは妻の実家駐車場で横バーまでの本固定が終わった段階の様子です。かなりギリギリに見えますが、よほど勢いよく侵入しない限りは接触する事はなさそうです。
バーから天井までの高さを計測した所、10cmほどは余裕がある事も確認出来たので一安心です。商業施設とかは極力控えた方が良さそうですけど、立体駐車場での作業は高さのイメージがしやすくオススメです。
まとめ
ルーフキャリアは取付後の高さのイメージがとても重要です。今回選んだINNOのロータイプのキャリアベースであれば、制限2.1mの立体駐車場に入れる高さに抑える事が出来て、レジャーだけでなく日常使いもしやすくなります。
早速カヤックの積載を試したところ、縦バーで支えながらバーエンドフックが起点となるので、車体に干渉もせず一人で簡単にカヤックを載せる事が出来ました。
ハイエースでカヤックを載せる為のルーフキャリアを探している方には、特にオススメなので是非参考にしてみてくださいね。