ハイエースのセカンドテーブルを自作!Fusion360×マルトクショップで既製品を超えた!?

ハイエース購入時からずっと作りたいと思っていた、DIYセカンドテーブルがようやく完成しました。登山やキャンプなど様々なアクティビティで遊ぶので、車中泊用のテーブルもアウトドア用品との親和性を意識して設計しました。

天板の木材加工のプロにお任せして、既製品との組み合わせる事で既製品に負けずとも劣らないクオリティの高いテーブルを制作する事が出来ます。セカンドテーブル自作のための必要な材料や費用なども、詳しく解説しているので参考にしてみてください。

目次

車中飯にはテーブルが必須

まずはこちらの写真をご覧ください。せっかくの誕生日ケーキをベッドに直置きで食べています。

これはこれですごく楽しくて良い思い出なんですけど、客観的に見た時にやっぱり良い食事風景とは言えず、食べこぼしてしまった時などは衛生的にも気になることがありました。

車中泊する度にちょっとした食事が出来るようなテーブルが欲しいよね、とよく話をしていたので、ハイエースへの乗り換えを機にいよいよテーブルの導入をする事にしました。

こういった既製品だと大体が黒を基調としたものが多いです。

私は木目の天板が好みなのですが、重量や価格面での理由からかほとんど市場に流通していないので、必然的に自作するしかないという結論になりました。

純正のセパレートバーを活用

私達が乗っているハイエースバンは4ナンバーの貨物車なので、乗員と荷室を仕切るセパレートバーが付いてきます。邪魔に感じて取り外す方も多いのですが、車検を通過させるには必須なので、実はかなり重要なものだったりします。

紛失したり車検時のつけ忘れも怖いので、取り付けたまま何か活用する方法がないか調べてみました。するとセパレートバーにジョイントを経由して天板を取り付ける跳ね上げ式のセカンドテーブルが定番のDIYだと知りました。

セパレートバーの径はφ32mm

そしてハイエースのセパレートバーの径はφ32mmなので、天板とバーを固定する為にこの太さに対応するジョイントパーツを用意しないといけません。

ハイエースのセカンドテーブルを自作する場合、イレクターパイプを脚にして天板を支える構造が主流になっています。使用時以外は天板裏に脚を収納したり、脚を支えるためのパーツもイレクタージョイントを使われる事がほとんどです。

イレクターパイプはφ28mm、32mm、42mmの計三種類の太さが用意されているのですが、実はほとんどのホームセンターでφ28mmしか取り扱いがありません。その為か、一番肝となる天板との固定に使われるパーツだけは、イレクタージョイントを使わない方が多い印象があります。

サドルバンドと呼ばれる形状のものが固定式ではよく使われています。

当初はこれを取り付けようと思っていたのですが、このタイプだとねじ止めすると容易に取り外しが出来なくなってしまいますし、セパレートバーへの傷も付きやすいと思います。

樹脂製のパイプクランプであれば、傷もつかないですし、取り外しも容易なので良さそうです。ただ気にしなければ良いんでしょうけど、カラーが白色なのがちょっと気になります。黒色などに塗装される方もいるんですけど、そこまで手間をかけるのはちょっと面倒です。

このように基本的にはΦ32mm対応のサドルバンド、パイプホルダー、パイプクランプなどであればどれでも取り付けは問題なく出来るはずです。ホームセンターでも類似品はたくさんあると思うので、店員さんに相談の上で選ぶといいと思います。

YAZAKI  JB-46 GRが最もオススメ

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そんな中でも最もオススメしたいのが、イレクターパイプの代名詞とも言えるメーカーYAZAKIから発売されているΦ32mm対応のJB-46 GRです。後ほど紹介するΦ28mm対応のJ-46 GRと見た目も名前もそっくりなので間違えないように要注意です。

先ほどもお伝えした通りφ32mmのイレクターパイプや、ジョイントパーツがはホームセンターでは極端に取り扱いが少ないのでまず店頭に置いていないです。ネットで購入希望の方は、YAZAKI公式オンラインショップか、モノタロウでも取り扱いがあったのでチェックしてみてください。

ホームセンターで注文は受け付けてくれますし、急がなければ送料無料で取り寄せてくれる事がほとんどなので、予め計画段階で早めに用意しておくのが良いと思います。

実際に取り付けしてみると分かるんですけど、バチっとハマってかなり固定力が高いのに、取り外しは容易という素晴らしいパーツです。入手性の悪さを除けばおそらくハイエースのセパレートバーのジョイントするパーツとしては、最も適していると感じました。

3DCADソフトで設計図作成

設計図はDIY製作する上でとても重要だと感じつつも、これまでは面倒臭がってずっと割愛してきました。

しかし今回はカップホルダー取り付けの為の穴空け加工や、エンボス天板を埋め込む溝加工などのミリ単位で調整が必要となり、いよいよ観念して設計図を作成する事にしました。

ソフトはFusion 360を使用

これまで手書きですらまともに描いたことないのに、Autodesk社のFusion 360という3DCADソフトで設計図を作成してみました。年間で税込6,1600円と割といい値段するんですけど、実は非商用利用であれば、1年間無料なので気軽に試せれるのが決め手でした。

これまで設計や3DCADなんて無縁な人生だったので、かなり難しい印象を持っていました。でも少しYouTubeの解説動画などで勉強したら、それなりの形になるようになりました。スケッチ寸法と呼ばれる数値を弄るだけで簡単に天板の寸法を変更できますし、穴の位置や大きさも簡単に修正できるので、慣れれば手書きより遥かに楽な事に気づきました。

スケッチをした平面図が簡単な操作で、立体物に生まれ変わります。

押し出しという最も基本的な機能だけで、このように加工後のイメージをしっかりと3Dで確認する事が出来ます。仕上げにフィレットという角を丸める機能を使えば、まるで既製品のような天板デザインの完成です。

3DCADソフトってすごい。

天板はマルトクショップでオーダー

厳密にデザインをしてみたものの肝心の工作する為の道具がありません。

完全にセルフでDIYしようとすると、トリマーや自在錐と呼ばれるような専用の工具が必要になります。もちろん工作するのは楽しいので、これを機に購入するのもいいのですが、置き場所やメンテナンスの手間をが転勤族にはちょっと厳しいです。

https://shop.woodworks-marutoku.co

そんな私にぴったりだったのが、フリーカット木材通販のマルトクショップさんです。

ミリ単位で寸法指定が可能で、穴開け、溝加工などかなり細かい部分までオーダーする事が可能です。3DCADデータの入稿も可能で、かなり拘って制作する事が可能です。

マルトクショップは主に無垢材と集成材の二種類から選ぶことが出来るのですが、反りにも強く価格が抑えることから集成材にしました。家具の材質として人気のタモを選択。

オーダー内容の詳細は以下に置いときますので、興味がある方は参考にしてください。

オーダー内容

タモ 集成材フリーカット 255001400mm | 面[A]:上下R面(5R) + 磨き  ◆ 面[B]:上下R面(5R) + 磨き  ◆ 面[C]:上下R面(5R) + 磨き ◆ 面[D]:上下R面(5R) + 磨き  ◆ 反り止め:無し  ◆ ジャストカットの有無:有り  ◆ コーナーR[A]:10  ◆ コーナーR[B]:10  ◆ コーナーR[C]:10  ◆ コーナーR[D]:10  ◆ 円形穴[1] 貫通 x:100mm,y:100mm,直径:90mm  ◆ 円形穴[2] 貫通 x:100mm,y:400mm,直径:90mm  ◆ 円形穴[3] 貫通 x:1300mm,y:100mm,直径:90mm  ◆ 円形穴[4] 貫通 x:1300mm,y:400mm,直径:90mm  ◆ 四角形穴[1] 非貫通 加工面:表 x1:551mm,x2:848mm,y1:78mm,y2:422mm,深さ:10mm 角突き:無し | 三方向使用
単価:21480 円    数量:1    送料 :3300 円 税込金額 : 24780 円

天板は自分で塗装

マルトクショップではオプション料金で塗装を依頼する事も出来ますが、好みの色味に仕上げたかったので、自分で塗装をしました。綺麗に塗装するコツは塗料が馴染むように、しっかりとやすりがけをする事です。

耐水ペーパーで荒めの400番〜細かい1000番まで、丁寧に表面を滑らかにしていきました。

クリップ式のやすりホルダーがあると、力が入りやすくオススメです。

塗料はDIYの定番、ワトコオイルにしました。

色はダークウォルナットで、三度重ね塗りをして濃い茶色の渋めの色に仕上げました。

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刷毛とウエスは工作用なら何でも良いですが、Amazonベストセラーのアサヒペンを購入。

たまにDIYやる人やこうした小物類は何かの機会に用意しておくと、色々と使い回せて良いですよ。

パーツやジョイントの取付

塗装が終わったらあとは必要なジョイントやカップホルダーなどを、天板裏面へ取り付けていくだけです。ここは設計図で緻密に計算しきれなかったので、現物合わせしながら、細かく取り付け位置を調整していきました。

カップホルダー

取り付けしたカップホルダーはステンレス製の4個セットを注文。取り付け用の加工穴は90mmでオーダーしたんですけど、実際に届いたものをノギスで計測すると、実寸84.8mmだったので、加工穴はもう少し小さめでも良かったかもしれません。

ただもし万が一入らなかった場合は非常に修正が困難になるので、少し大きめに余裕を持って穴あけ加工が良いです。取り付けはひとまず木工用ボンドで軽く止めてますが、今の所は外れる様子もなくいい感じです。

イレクタージョイント

使用したイレクタージョイントパーツの一覧がこちらです。順番に解説していきます。

J-103 S BL

天板裏に取り付けして、イレクターパイプの脚を支える為のパーツです。

ぴったりでがたつきもない為、差し込むだけでしっかりと天板を支える事が出来ます。

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J-103A S2 BL

石膏ボード壁用ジョイントなのに、J-103 S BLと間違って注文してしまいました。

しかも2個入りでそこそこ値段するので、かなり勿体無い事しました。悔しいので脚をフロア側で支える役割を与えてます。 固定してしまうと脚のパイプを天板裏に収納する時に干渉してしまうので、必要な時だけ取り出して使う事にしてます。

将来的に裏側に磁石でもくっつけて、天板裏面の適当な部分にくっつけて収納できるようにしようと考えてます。

J-46 GR

天板を支える脚を天板裏に収納する為のジョイントパーツです。Φ28mm対応なのでセパレートバーに取り付けする、Φ32mm対応のJB-46 GRと間違えないように注意しましょう。

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ねじ

25mm厚の天板なので貫通さえしなければ、どんなタイプのねじでも良いと思います。呼び径が3.5mmがちょうどピッタリの太さになるのと、超低頭でスッキリした見た目という理由で写真の八幡ねじを選びました。

天板表面の溝加工の部分は短めのねじにしておかないと貫通する恐れがあるので、取り付け箇所によって長さを変えたねじを使い分ける必要があります。

気になる制作費用は?

最終的にかかった費用の概算ですが、おおよそ3万円ほどでした。

実は塗料やイレクターパイプなどは、過去に色々とDIYで制作したものの余りを流用しているので、今回の製作にあたって新しく購入したものって実はあまり多くありません。

今回の製作費用が高いか安いかは人によって感覚が異なると思いますが、個人的には制作クオリティが思ったよりも高く仕上がったので大満足です。

マルトクショップでオーダーした天板の価格が大半を閉めるので、ホームセンターなどで割安の木材を探せばもっと価格を抑えての制作も十分に可能です。

こだわりのポイントを紹介

こうしてようやく形になって出来上がったセカンドテーブルがこちらです。

我ながら会心の出来で、とてもたくさんの拘りを詰め込んだ逸品です。

輻射熱対策のエンボス天板

まずはなんといってもテーブル中央のエンボス加工の天板です。中央の溝加工はUNIFLAMEのステンレス天板ハーフを嵌め込むためのものでした。外寸縦横それぞれ2mmずつ大きめに設計して、ぴったりのジャストサイズでした。

これは主に鋳鉄製の調理器具の輻射熱による、木製テーブルへの焦付きを防ぐ目的で設計してます。角の余白は取り外しの際に、指をかけれるように敢えて残しています。

その他にも熱々のクッカーや鍋をバーナーから下ろして直接置いて置けるので、転倒リスクを軽減も期待できます。冬はこの上で鍋なんて良さそうです。

ギリギリまで攻めた設計

実際に取り付けするときにヒヤヒヤするぐらい、パーツの取り付け位置がものすごくギリギリまで攻めた設計になっています。

特にカップホルダーは危うくセパレートバーに干渉する寸前なので、改めて設計図の重要性を感じた瞬間でした。

対応幅の広いカップホルダー

私達夫婦はさまざまなボトルやタンブラーを使っていますが、内寸84mmはかなり多くのものに対応する事が出来ます。ペットボトルやアルミ缶だけでなく、アウトドア用の保温保冷ボトルを入れたい場合は大きめのカップホルダーがオススメです。

私がかなり使い倒しているSnow Peakのシステムボトル500は、直径が77mmと結構太めなので車内のドリンクホルダーは基本的に入りません。しかし今回導入したカップホルダーは内径が84mmなので、余裕を持っていれる事が出来ます。

実際に座ってみた感想

身長153cmの私が、セカンドシートの展開時、非展開時でそれぞれで座ってみました。

シートを倒した状態の方が食事がしやすく、起こした状態だと少し高く感じますが、背もたれを使用しながら寛ぐにはちょうど良い感じでした。

これで車中泊の際の食事が楽しみになりました。

今後さらなる拡張性を

家族が増えても永く使いたい

カップホルダーの取り付け個数や位置で察した方もいるかもしれませんが、実は今後の拡張性を意識して作ってます。デュオで使用するにはここまで有効面積を広げる必要はないですし、カップホルダーも4個もいらないですよね。

実はいずれ家族が増えた時に、対面で使用できるようにイメージしてます。ハイエースのセパレートバーは後方の荷室スペースにも取り付けができるようになっている為、脚の長ささえ変更すれば、ベッド上のロースタイルの座卓として使えます。

イレクターパイプで組んだベッドは今後設計変更する可能性があるので、必要に感じた時点で脚の長さを切り出して2WAY仕様にもできるようにするつもりです。

天板裏収納が欲しい

カップホルダーや脚の収納ジョイントをかなり奥側に取り付けしてあるのは、天板裏に広いスペースを確保しておきたかったからです。最近は車中泊用のよく使う装備は、車内に常備しておきたいと思うようになりました。

特に食事に必要な食器や調理器具、カトラリー類はすぐに取り出せる場所にあると便利です。工作技術が拙いのでどこまで実現できるか分かりませんが、がたつきが出ないようであれば引き出しが欲しいなと思っています。

まとめ

アウトドア好きが拘って制作すると、こんなハイエースのセカンドテーブルが出来るというお話でした。DIYの魅力は価格を抑えることが出来るイメージが強かったんですけど、高い工作スキルや、専用の工具がないとなかなかクオリティの高い制作は難しかったりします。

難しい天板の加工はプロに任せることによって、設計に注力できるため市場にない面白いテーブルを作る事が出来ます。工具の購入や今後の維持メンテナンスも意識しなくて良いので、DIYの頻度が少なめの方はマルトクショップさんで注文しちゃうのがオススメです。

初心者でしたがFusion 360のおかげで、精度の高い設計を行うことが出来ました。特に加工位置や大きさの修正なども非常に簡単に出来るので、もし興味が沸いた方は是非3DCADでの設計にもチャレンジしてみてください。

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