軽量チタン製で高火力!エバニューTiアルコールストーブ!

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アウトドアで使う火器には様々な種類があります。シングルガスバーナー、アルコールストーブ、焚き火台など、それぞれに利点・特性の違いがあります。

その中でもアルコールストーブは燃焼音の静かさや、荷物をコンパクトに纏めやすいことから、ULハイカーに特に人気が高いです。構造はシンプルで故障に強く、一度使えば癖になること間違いなし。

今回紹介するエバニュー Ti アルコールストーブは、アルコールストーブの中でも随一の火力の高さを誇ります。チタン製で超軽量なため、日帰り登山の相棒として最適です。

目次

Ti アルコールストーブ EBY254とは?

まずは基本的なエバニューのアルコールストーブの特徴を解説します。

チタン製で軽量かつコンパクト

チタン製で重量はわずか36g(公式では34g)とかなり軽く、荷物を軽量化したい人にはぴったり。コンパクトなので小型カップに収まりが良く収納性も抜群です。

このようにsnow peakのチタンシングルマグ450の中にもぴったりで、スタッキングの組み合わせを考えるのも楽しみの一つです。

他メーカーを圧倒する高火力

エバニューのアルコールストーブは、本体中央からだけでなく側面からも炎が放出されるため、他メーカーを圧倒する高火力を実現しています。

美しいチタンブルーへと変化

初めて火入れをした瞬間から、徐々に美しいチタンブルーへと変化していきます。

燃え盛る青い炎とともに浮かび上がる模様はまさに芸術品のよう。チタン製品である本当の魅力は軽さや耐久性だけでなく、この美しさを手にするためなのかも知れません。

メモリ付きで燃料の量がわかりやすい

本体内側に刻印された目盛りは、しっかりと実用性も兼ね備えています。30ml・60mlとそれぞれに刻まれているので、注いだアルコール量に対しての燃焼時間や、沸騰した湯量の計算がしやすくなっています。

軽量化を突き詰めていくと同時に携行する燃料量も気にし出すので、繰り返しフィールドテストを実施するときにこの仕様にはかなり助けられています。

おすすめの使い方やシーンを紹介

実際に登山で繰り返し使ってきて、おすすめの使い方やシーンについて紹介します。

高火力を活かした湯沸かし

もっともオススメなのはカップ麺やアルファ米など、簡易調理の湯沸かしに最適です。エバニューのアルコールストーブは30mlで約5分間燃焼し、400mlのお湯を沸かすことが可能です。

一般的なカップ麺のサイズに必要は湯量は300〜400mlほどと言われており、食後の飲み物などを考慮しても、日帰り登山なら一度の山行を十分にカバーできる計算です。

もちろんジェットボイルのような高効率システムの方が、沸騰速度も早く簡単にお湯を沸かせますが、全体的な荷物の大きさはどうしても過剰になりがちです。

その点では最低限の湯沸かしができる道具でありつつ、可能な限り荷物の携行性を追求できる所が、エバニューのアルコールストーブがULハイカーから特に人気が高い理由なのでしょう。

クッカー直置きによる自動炊飯

他の火器と比較すると難しそうな印象があると思いますが、実は火力調整ができないエバニューのアルコールストーブでもほったらかしの自動炊飯が可能です。

通常は五徳の上にクッカーを置くことになるのですが、エバニューの場合はそのまま本体に直置きすることによっては、側面からのみ炎を放出し、弱火で加熱することが可能になります。

固形燃料での自動炊飯が人気のメスティンですが、アルコールストーブとの組み合わせも抜群。本体へのスタッキングもしやすく、お気に入りの組み合わせです。

気になるポイントや注意点

とても魅力的なエバニューのアルコールストーブですが、もちろん万能ではありません。

実際に使う際に気になったポイントや注意点をまとめてみました。

明るい場所では炎が見えにくい

アルコールストーブ全般に言えることですが、とにかく燃焼中の炎が見えにくいです。音もかなり静かなので、火が付いているか消えているか判断もしづらいです。

炎が風に揺らぎやすく、風防の隙間から漏れ出ていることもあります。私はお湯が沸騰したクッカーを持ち上げたい際に、一度フリースの袖口を焦がしてしまったことがあります。

頭では理解していてもついうっかりとしてしまうことはあるので、燃えやすいものは周辺には置かないように十分に注意しましょう。

消化蓋がなく火力調整もできない

トランギアやエスビットのような消化や火力調整用の蓋がないので、一度燃焼が始まるとアルコールが燃え尽きるまで止めることができないのは少し不便に感じます。

お湯の量に対して必要な燃料の量は決まっていますが、外気温や風の強さによっては沸騰しきらなかったり、逆に過剰に燃料が余ってしまうこともあるでしょう。

足りなかった場合にはすぐに燃料の継ぎ足しは非常に危険なので、手軽さで言えばやはりガスバーナーにはどうしても劣ってしまう印象は否めません。

風に弱いので風防は必須

いくら高火力とはいえ耐風性能はかなり低いので、風防の組み合わせはほぼ必須です。

折り畳み式だとどうしても重量が嵩みやすいので、チタン製丸められるタイプがおすすめです。EVERNEWのTiフーボーや、TOAKS チタニウムウインドスクリーンなどですね。

MUNIEQ X-MESH STOVE Largeもかなりオススメです。光を通すマイクロメッシュの美しさと、五徳も兼用できるという実用性の高さがお気に入り。

小型のマグカップにアルコールストーブと合わせてスタッキングもしやすいです。

使用直後のアルコール注ぎ足し禁止

本体裏側には”Use Alcohol Only(使うのはアルコールのみ)”と“DO NOT Refuel Heated-Stove(熱されたストーブに燃料を注がないように)“とそれぞれ刻印があります。

アルコールは非常に引火性が高い燃料です。もし途中で燃焼が止まってしまった場合は、本体が熱いうちは絶対に注ぎ足しなどしないように注意しましょう。

まとめ

エバニューのアルコールストーブはチタン製で超軽量、高火力な設計なため、荷物を軽量・コンパクトに纏めつつ、素早く湯沸かしをしたい人に最適です。

使用直後の燃料の注ぎ足しができない為、一度の山行で必要になる湯量や、アルコール量をしっかりとイメージできるようになれば、飛躍的に使い勝手が良くなるはずです。

アルコールストーブはとっつきにくい印象があると思いますが、最適化していくと不思議とフィールドでの採用率が上がっていく面白い火器だと思っています。

気になった方は是非気軽に取り入れてみて下さい。

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