ハイエース車中泊用のベッドを自作!イレクターパイプDIYの材料と費用を公開!

ハイエース車中泊用のベッドを自作!イレクターパイプDIYの

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ハイエース車中泊カスタムの中でも特に人気なのが、自作ベッドですよね。フラットな就寝スペースと、床下収納の確保が出来るので、多くの方が取り入れている装備の一つです。

純正オプションや専用設計の社外品などを購入するのも一つの手ですが、DIYであれば安く製作する事が出来ますし、細かい部分を自分好みに制作する事が出来ます。

今回はハイエースで快適な車中泊を実現する為に、軽くて丈夫なDIYの定番素材であるイレクターパイプで制作した自作ベッドをご紹介します。

目次

DIYベッドの材料と費用

実際に制作したベッドがコチラです。イレクターパイプの足を点で支える構造ではなく、1方向通しのジョイントを通して、縦方向の強度を重視した設計にしました。基本的には設置した状態にしておきますが、いざとなれば取り外して、さらに分解まで出来るようにしてあります。

材料費合計は17,812円

パーツ名称個数費用
コンパネ2枚2,560円
イレクターパイプ 2,000mm10本8,480円
イレクター ジョイント J-4  S BL8個1,584円
イレクター ジョイントJ-12B S BL6個1,368円
イレクター ジョイントJ-15B S BL1個228円
イレクター ジョイントJ-7B S BL3個594円
イレクター ジョイントJ-112A S BL4個1,536円
イレクタージョイントJ-112B S BL12個512円
材料カット費用19カット950円
17,812円

主な材料はイレクターパイプとジョイントで、天板用のコンパネや材料のカット費用などが含まれます。

材料はカットサービスを利用

イレクターパイプのカットは高速切断機が早くて便利です。ホームセンターによっては取り扱いがない場合もあるので、事前に電話連絡で置いてあるか確認するのが良いです。

事前に必要な本数と寸法を計測しておいて、イレクターパイプの購入後にすぐカットまで行えば非常にスムーズです。

切り出した長さ

1,700mm5本
1030mm5本
横(下部中央)495mm2本
高さ300mm9本

2,000mm×10本を上記のようにカットしました。特に1,700mmと300mmはカットが一箇所で済むのが楽で良かったです。横方向だけ微妙な数値になっているのは、左右のタイヤハウスの中にピッタリ収まる寸法にする為です。

パイプカッターを使えれば自分で切断する事が可能ですが、何本も連続してカットしているとかなり疲れます。現場ですぐに微調整が出来るのが便利なので、併用するのも一つの手です。

車内で仮組みする

必要な材料の切り出しが終わったら、実際の車内で仮組みする事をオススメします。私の場合は緻密な設計図を作っていた訳ではないので、現物合わせしながら問題ないかチェックをしました。

1方向通しのパーツは予めパイプに通し忘れないように気をつけましょう。

こういう箱型の形状だと後半はかなり固くて組みづらくなってくるので、力のある男性の方が組みやすいかもしれません。

これで仮組みは完成です。ここに天板用の木材をはめ込むのですが、現物の仮組みが終わってから、実際のパイプ間の距離を計測してピッタリになるようにしました。

縦80.5×横50.5cmを4枚切り出して、ジャストサイズでした。

固定はマスキングテープがオススメ

パーツの干渉具合のチェックや各寸法が問題ない事を確認したら、いよいよ本組みに入ります。ただ本組みと言っても接着するのではなく、マスキングテープを末端に巻いて抜けづらくなるような固定方法がオススメです。

仮組みの時と同様に1方向通しのジョイントは、予めパイプに通しておくようにしましょう。パイプの末端にマスキングテープを1〜2周ほど巻いて、ジョイントを捻りながら奥まで押し込みましょう。

実はイレクターパイプ専用の接着剤はあるんですけど、一度接着すると二度と外れなくなります。以前エブリィで制作したベッドは分解が出来ずに、このように空き部屋に放置されています…。

このように設計変更や別の車へ流用しようとしても、再構築がほぼ不可能になるので、接着する場合は十分に考えてから行うようにしましょう。

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天板はシンプルに木材だけ

今回の車中泊ベッドも極力シンプルな構造にしています。天板にパンチカーペットやビニールレザーをタッカーで貼り付けて固定したり、中にウレタンマットを仕込んで断熱性を向上したりと、手が込んだDIYもされる方も多くすごいなと感心します。

私達の場合は車中泊用のマットは車内に敷きっぱなしなので、天板はそこまで拘って作り上げる必要はありません。

仕上げは紙やすりで丁寧に

その代わりベッドの天板は木材そのままを利用するので、紙やすりを使って滑らかにしておきます。バリや木屑が残っていると、薄手のインフレータブルマットだとパンクの恐れがあります。

以前のDIYのパソコンデスクを制作した際に使った、ヤスリとクリップ式のサンドホルダーを使用しました。 リンク リンク

取手は細引きで作成

天板受けはピッタリサイズでハマっているので、床下収納へ上からアクセスしやすくするために取手を付けました。ここはアウトドア好きのちょっとしたこだわりで、ドリルで木材に穴あけして2mmの細引きを通しています。

使用していない時は嵩張らないので邪魔になりませんし、使うときは指をかけて簡単に引き上げる事が出来ます。細引きはハサミ等でカットしたら、ライターなどで炙って末端処理をしておきましょう。 リンク リンク

セカンドシート=ベッドの高さ

最も拘ったポイントは完成後の高さです。今車中泊で使っている10cm厚のインフレータブルマットを乗せた状態で、倒したセカンドシートとほぼ同じ高さになるように設計しました。

私達のように簡易的な天板で上に乗せるマットや、寝袋の厚みを考慮した上であらかじめ設計しておくと、完成度が高くなるのでオススメです。 これにより荷室の就寝スペースからセカンドシートまで、シームレスに移動可能になりました。

ジョイントパーツ選びは慎重に

最後に制作時に一番気をつけてほしいポイントをご紹介します。それはジョイントパーツの選び間違いです。写真は最終的に組み立てしていって、最後の最後に気づいて呆然としている様子です。

当初購入していたJ-6Bだと中央の柱のパイプが挿さらずに、正しいパーツがJ-15Bである事に気づきました。

続いて棚受けのパーツもすごい間違えやすいです。

どちらも角に配置して天板の棚を受けるパーツではあるんですけど、J-112Aは他の角と併用すると干渉してしまうことに気づきました。このように完成図や仕上がり寸法などをきっちりイメージ出来ていても、意外と間違えやすいのがパーツの種類なので、購入時に本当に正しいパーツなのか再確認するようにしましょう。

まとめ

ハイエース車中泊のイレクターパイプ自作ベッドの制作方法や、必要な材料や費用などを解説しました。実際に車中泊に何度か利用しましたが、低めの設計なので居住性も良く、床下収納も現時点では十分に感じました。

再構築可能な固定方法なので、今後も気になる点は随時手を加えながらブラッシュアップしていきたいと思います。荷物の積載と就寝スペースの両立ができる為、自作ベッドは快適な車中泊には必須だと感じています。

制作費用も2万円以下と安く、自分の好きなように作れるので、ベッドの導入を検討してい方は是非参考にして下さいね。

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