EENOUR スポットエアコン 2.0 QN750|省エネ設計と落ち着いたカラーリングが魅力!

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近年、多様化するキャンプスタイルですが、ポータブル電源を組み合わせたり、電源付きサイトを選ぶことで、手軽に電化製品を取り入れる事ができるようになりましたよね。

特に扇風機や冷蔵庫なんかは、手軽に取り入れられる代表的なものですが、反面得られる効果も薄く、暑さ対策としてはいまひとつに感じることも。

今回紹介する『EENOUR QN750』は、どこでも持ち運びできるスポットエアコンです。場所を選ばず電源一つで、簡単に冷風が出せる優れものです。

実際にオートキャンプ場で使ってみて感じた感想や、良かった点・気になった点など細かくレビューしています。暑さ対策グッズを探されてる方は、是非参考にしてみてください。

本記事はメーカー様より製品を提供頂き、記事作成しております。

提供品となりますが、忌憚のない表現を心がけております。良し悪しを率直なユーザー目線で記載していますので、購入時の参考にして頂ければ幸いです。

目次

EENOURについて

出典:EENOUR

EENOUR(イーノウ)とはポータブル電源やソーラーパネルなど、アウトドアで役立つオフグリッド製品をメインに取り扱う中国のブランドです。

発電機など災害対策を意識したラインアップが多いのが特徴的です。その他にも車載冷蔵庫やスポットエアコンなど、キャンプや車中泊ユーザーにも高い支持を受けています。

スポットエアコン2.0 QN750

出典:EENOUR

基本情報

型番QN750
消費電力210W
定格電圧DC24V
冷却方式コンプレッサー式
コンプレッサーパナソニック製 6TD046ZAA41
動作温度3°C~42°C
保管温度-40°C~70°C
騒音レベル<50 dB (基準距離1m点で)C
冷房能力0.85kW / 2900BUT
冷媒 (封入量)R134a/140±2g
設定温度16°C〜30°C
本体寸法58.3×26.0×31.5cm
重量約10kg

今回提供頂いたのは、『EENOUR QN750』というスポットエアコンです。

EENOURはポータブル電源を主力とする企業の中でも、早い段階からポータブルクーラーを市場展開しており、今回紹介するのは改良を加えた二代目モデルとなります。

出典:EENOUR

高品質なパナソニック製のコンプレッサーを採用。さらにコンプレッサーを二気筒搭載しているので、単気筒の市販品と比較して、静音性・耐久性ともに優れているのが特徴です。

業界初となるデュアル換気システムを採用しており、負圧なしで室内と室外の空気循環をよりスムーズに行うことができます。

付属品等

  • 取扱説明書
  • ねじM4*12×2
  • ドレンホース
  • 排気ダクト×2
  • 排気ダクトエンド
  • 送風ダクトエンド
  • AC-DC電源コード
  • DC電源コード

デザイン

ハンドル一体型なので、側面から見ると台形っぽい形ですね。ブラック×グレーの落ち着いたカラーで、ブランドロゴのみのシンプルな装飾。

前部には冷風吹き出し口と、蒸発器側エア吸い込み口がそれぞれ配置されています。

後部は凝縮器側エア吸い込み口、熱風吹き出し口がそれぞれ配置。下部にドレンホースの取り付け口と、電源プラグの差し込み口があります。

設置と操作方法について

基本的な設置と、操作方法について解説します。

設置方法はとても簡単です。電源プラグとドレンホースをそれぞれ接続し、冷風側か排熱側どちらかにダクトエンドと排熱ダクトを取付するだけです。

冷風側の場合は付属のネジ止めが必要で、排熱側はスリットのはめ込む固定方法。排熱ダクトは伸ばして、半時計周りでねじ込みます。

キャンプで使う場合のセッティング例が以下になります。

冷風側に排熱ダクトを取付した場合は、このようなセッティングになります。嵩張るクーラー本体を屋外に配置することで、室内空間を確保しやすいです。

ただ、クーラー本体が外に剥き出しになるので、セキュリティ面では少し不安です。本体操作もわざわざテントを開閉して、一度外へ出ないといけないのが億劫です。

本体操作はあまり頻繁に変えず、テント内部で角度調整する人にはおすすめのセッティングですね。

冷風側に排熱ダクトを取付した場合は、本体はテント内部への設置となります。本体操作が容易なので、温度や風量を細かく調整したい人にはおすすめのセッティング。

クーラー本体もテント内部で保護できるので、防犯上の心配も少ないです。又、結露しやすい排熱ダクトを外側へ追いやれるのはかなり魅力的。

ただ、置き型なので風向がほぼ固定されるのは、少し使い勝手悪く感じます。静音設計とはいえ物理的に距離が近くなりやすいので、動作音が気になるかもしれません。

どちらのセッティングに関しても、それぞれ一長一短です。手持ちのテントの形状やスタイルによっても変わってくるので、色々試してみることが大事ですね。

続いては本体操作についての解説。本体を起動すると自動的に冷風モードで稼働。スリープモードボタンを2秒長押しすると、スリープモードへ切り替えることが出来ます。

温度は16℃〜30℃の範囲内で設定可能で、風量は三段階調整です。いずれも直感的に操作可能なので、特に難しく感じることはないでしょう。

キャンプで使ってみた

実際にキャンプで設置した様子がこちら。テントの外にクーラー本体を配置してます。冷風吹き出し口側はできるだけ上部に設置し、吸気は下部へ配置するようにセッティング。

電源付きオートキャンプサイトで、延長コードを経由してコンセントから給電。温度:16℃ / 風量:強設定で常時稼働させておきました。

テント内部から見るとこんな感じです。個人的にはあまり本体操作は触らず、ダクト角度調整で空調効果を変えたいので、このセッティングが好みです。

日中は気温30℃を超える真夏日でしたが、とても涼しく快適に過ごすことが出来ました。静音性も抜群で、就寝時も稼働音は気になることはありませんでした。

気になったポイント

実際に使ってみたからこそわかる、気になったポイントを紹介します。

ダクト周辺の結露がすごい

一晩稼働させてみて気づいたのは、排気ダクトの結露がすごいです。夏は湿度と気温が高いので、内外で温度差が発生しやすいのが理由でしょう。

もしポータブル電源から給電する場合、近くに設置することがほとんどだと思います。防塵・防滴仕様であれば問題はありませんが、電化製品は極力周辺に置かないのが無難ですね。

排熱ダクトがもう1本欲しい

カンガルースタイル(シェルター+インナーテント)で設営していると、クーラー本体から直接排熱すると、シェルター内部に熱が篭りやすくなります。

解決するには熱風を排熱ダクト経由で、シェルター外部へ逃す必要があります。冷風側に付属の排熱ダクトを2本使うと足りなくなってしまうので、もう1本追加で付属するとありがたいです。

遠隔操作ができない

テント外に設置した場合に限りますが、遠隔操作ができないのが少し面倒。わざわざファスナーの開閉しないと、操作部にアクセスできないのが煩わしいです。

開閉するたびに冷気が外に逃げてしまいますし、排熱ダクトの位置も都度修正が必要になります。リモコンやアプリ操作が可能だと、もっと使い勝手が良くなると感じました。

おすすめポイント

実際に使ってみたからこそ分かる、おすすめポイントを紹介します。

消費電力を抑えた省エネ設計

市場のポータブルクーラーと比較すると、消費電力210Wはかなり消費電力が抑えられています。

置き型タイプだと500〜600W前後、同じハンドル一体型タイプでも250W前後のメーカーがほとんどなので、かなり省エネ設計になっていると思います。

落ち着いたカラーリング

どのメーカーもブランドカラーを全面に打ち出した、原色強めのゴテゴテの色合いが多く、統一感を出したい時に邪魔になることが多いんですよね。

その点、EENOURは落ち着いたカラーリングを採用しているのが好印象。トーンを抑えたアースカラーのサイトでも、雰囲気を崩さず馴染みやすいです。

こちらもおすすめ

出典:EENOUR

EENOURからは三代目となる、置き型のスポットエアコンも用意されています。

IPX3相当の防滴仕様なので、よりアウトドアで扱いやすくなりました。車中泊やキャンプなどアクティビティで使いたい方はこちらもおすすめです。

まとめ

スポットエアコン2.0『EENOUR QN750』のレビュー記事でした。どこでも気軽に持ち運べるポータブルクーラーは、夏のアクティビティを快適に過ごすためにはとても有効なアイテムです。

特にEENOUR製品は業界初のデュアル換気システムを搭載、消費電力も抑えられた省エネ設計で、ポータブル電源と組み合わせて、屋外でも扱いやすい製品です。

ポータブルクーラーを導入しようか迷っている方は、EENOUR製品がおすすめです!

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