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車横付けokでファミリーにもおすすめ!予約不要で無料で利用できる大師山自然公園キャンプ場!
キャンプ場を選ぶ上で重視したいのが、駐車場からサイトまでの距離です。特にファミリーキャンプだと荷物も多くなりやすいので、車の横付けができるオートキャンプ場がおすすめです。
しかし、オートキャンプ場は設備やレンタルが充実した高規格サイトも多く、人気や競争率も高いです。事前予約が必須でなかなか空きがなかったりと、サイト料金が高くて気軽には利用しにくいのが難点です。
今回紹介する大師山自然公園キャンプ場は、料金無料、予約不要、車の乗り入れ可能と好条件が揃った、関西でも屈指の穴場キャンプ場です。実際に利用してみて感じた魅力や、注意点などを詳しくレポートしています。
大師山自然公園キャンプ場とは
大師山自然公園キャンプ場は、兵庫県豊岡市にある無料キャンプ場です。約1,000本もの桜の木が植えられているので、春には花見スポットとしても人気が高いです。
住所 | 〒668-0843 兵庫県豊岡市引野 |
電話番号 | 0796-23-1111(豊岡市都市整備課) |
営業期間 | 4月〜11月 |
チェックイン/アウト | フリー |
予約 | 不要 |
ゴミ捨て | 不可 |
大師山自然公園キャンプ場の魅力
予約不要・料金も無料
大師山自然公園キャンプ場はなんと言っても予約不要・料金無料なのがありがたいです。チェックイン・アウトの時間設定もないので、思い立った時に気軽に利用できます。
車の乗り入れOK
個人的に一番大きな魅力と感じたのが、キャンプサイトに直接車の乗り入れができることです。荷物の運搬が不要なので、設営・撤収が楽でファミリーキャンプにも最適です。
車の横付けができるとサイトと、カーサイドタープの相性抜群です。DDタープ3×3はハイエース標準ボディに最適な大きさで、カージョイントとサブポールがあれば簡単に設営が可能です。
大師山自然公園キャンプ場を利用したときは、EcoFlow様よりお借りしたポータブル電源のフィールドテストもしました。家電製品含め重量のあるものばかりだったので、横付けできるこのキャンプ場は相性抜群でした。
生後五ヶ月の乳児との初キャンプだったので、体温調整ができるように扇風機を常時稼働。ミルク作りのため電気ポットや、哺乳瓶洗浄に電子レンジを活用し、火器に頼らない安心・安全なキャンプを実践しました。
行き届いた清掃と十分な設備
定期的に管理人の方が出入りされているようで、しっかりと清掃・管理されています。炊事場やトイレなどキャンプをする上で必要な設備は十分整っていました。
大師山自然公園キャンプ場の注意点
道幅が狭いので運転中
キャンプ場入口へは田んぼに囲まれた細い畦道を通ります。地元の方の車が路肩に停まっている事があるので、その際はすれ違い注意です。
後述する防護策を超えた後、サイト入口までの道幅の狭さは要注意です。ハイエースのナローボディでもぶつけないかヒヤヒヤしたので、ワイドボディや大型のキャンピングカーだとそもそも入場できない可能性もあります。
車両のすれ違いはほぼ不可能で、待避所はこの写真の一箇所だけなので結構きついです。タイミングが悪いとかなりの距離バックで後退させられることになるので、土日で出入りが多い時は特に注意が必要です。
ちなみに階段と遊歩道を歩いて、キャンプ場までアクセスも可能です。
こんな感じで車道を横目に、キャンプサイト手前まで続いています。立地的にはあまり徒歩で来るキャンプ場ではないと思いますが、散歩や買い出しで歩いて場内に出る場合にはこの道が便利です。
出入り口は防護策の施錠必須
キャンプ場の出入り口は、防護柵による開閉式となっています。かなり市街地から近い位置にあるキャンプ場なのに、クマ注意の看板があって驚きました。
その為、入退場の際には一度車から降りて扉を開閉しないといけません。同乗者がいれば任せられるのでまだ楽ですが、ソロだと運転含め全部自分でやらないといけないので、若干面倒に感じるかもしれません。
鹿による獣害被害を防止する目的で設置されているので、必ず閉め忘れがないようしましょう。
夜は暗いのでヘッドライト必携
基本的にキャンプサイトには灯りがなく、夜間はかなり暗いです。炊事場へ続く砂利道に関しては電灯がありますが、必要最低限しかないので、足元を照らすようにヘッドライトなどは常備しておきましょう。
階段は草が生い茂っている
オートサイトからトイレや炊事場に上がる階段は、かなり草が生い茂っていました。訪れた初夏の時期はちょうど草木が伸びる時期なので、長ズボンを履いておいた方がいいかも知れません。
定期的に管理人さんが来るそうなので、タイミングによっては草刈りされてるかも。草が気になる方は迂回できるルートもあるので、そちらを通るようにしましょう。
水は飲用不可なので持ち込み推奨
水場はありますが、飲用には適していないようです。飲料用の水に関しては自宅から持ち込むか、事前に買い出しするようにしましょう。最悪現地の水を飲む場合は浄水器などを通して、可能であれば煮沸するようにしましょう。
キャンプサイトの紹介
オートサイト
最も入り口から近く下段にあるのが、車の乗り入れができるオートサイトです。地元のボーイスカウトが設置した、カラフルなトーテムポールが目印です。
しっかり芝刈りされていて、地面も適度な硬さでペグも刺さりやすいです。
入口のすぐ近くには木が立っているので、ハンモックの設営も可能です。
サイトの一番奥には水場が設置されています。階段を使えばトイレや炊事場へアクセスが可能です。
個別サイト
オートサイトの脇にはトイレと炊事場へ続く砂利道があります。道幅としては軽自動車が通れるぐらいはありますが、駐車スペースの確保が難しそうなので、乗り入れるならバイク・自転車限定です。
その道中に枝分かれで、いくつかテントを設営できそうなスペースがあります。
建物のそばにもテントの設営が可能なようです。オートサイト以外は圧倒的にバイクソロの方が多く、静かに過ごしたい方にはこちらが人気がありそうです。
高台サイト
管理棟の裏側には階段があり、そこからさらに上の高台へ登ることが可能です。
高台には独立した炊事場があり、その周辺にもテントの設営をされている方がいました。一見すると場所が分かりづらく、何度か通っていないと知らないような、ひっそりとした感じがありました。
高台に関してはサイトの明確な区分けはなさそうなので、適当に拓けたスペースがあれば設営する感じです。炊事場に最も近く設営できるのはいいけど、荷物の運搬はかなり大変そうです。
キャンプ場内の設備
水場・洗い場
下段サイトの奥にあるのがこの水場で、ちょっとした手洗いなどに手軽に利用できて便利でした。使用後の焚き火台の水洗いなどにも活用できそうです。一番右のペール缶は灰捨て用なので、これに入れて持ち運びましょう。
階段を上がれば、立派な炊事場があります。
蛇口は合計で8つあるので、利用者が多くても問題ありません。繰り返しになりますが飲用には適さない水なので、食器洗いなどに活用するようにしましょう。
野外調理場も用意されています。
裏手の階段を登れば、もう一つ独立した炊事場があります。この手の無料キャンプ場にしては炊事場、水場が充実しているのは珍しいですね。
灰捨て場
炊事場・トイレ周辺に灰捨て場が二箇所用意されています。
トイレ
炊事場の隣にはトイレも併設。夜間にも利用しましたがちゃんと電気も点きました。
トイレは定期的に管理されている様子で、清掃も行き届いていました。トイレットペーパーもちゃんとありますが、平日でも人気でそれなりに人がいるので、来訪したタイミングによっては切らしていることも考えられます。
無料キャンプ場を利用する際の鉄則ですが、必ず自前でトイレットペーパーは用意するように常備しておきましょう。
洗面所の水もしっかりと出ました。
キャンプ場の周辺施設
スーパー
キャンプ場のすぐ近くにマックスバリュ、フレッシュバザールなどの買い出しできるスーパーが多数あります。ドラッグストアやホームセンターもあるので、必要なものはすぐ近くで全て調達することが出来ます。
この日のキャンプの買い出しは、養父市にあるトライアルでしました。車で20分ほどの距離なので南側からアクセスする場合は、道中に立ち寄ることもできるのでおすすめです。
入浴施設
キャンプ場から10km圏内には、京極湯や出石温泉 湯元館といった銭湯もあります。車やバイクだと気軽にアクセスできる距離にあり、どちらも400円前後と低価格なのがありがたいです。
北へ20kmほどの位置には有名な城崎(きのさき)温泉もあるので、キャンプの前後に立ち寄るのもいいですね。
まとめ
大師山自然公園キャンプ場は予約不要で気軽に利用できて、車の乗り入れ可能なキャンプ場です。無料ながら炊事場やトイレなど最低限の設備は整って、管理も行き届いているので初心者やファミリーでも安心して利用できます。
自然豊かなキャンプ場ですが、豊岡市街地からも近いので入浴や買い出しにも困りません。キャンプサイトまでの道のりは道幅が狭いので運転には細心の注意を払いましょう。
蛇口から水は出ますが、飲用には適さないのであらかじめ準備しましょう。いくつか注意するべき点はありますが、車横付けのオートキャンプはもちろん、プライベート感のある個別サイトはバイクソロなどにピッタリです。
様々なキャンプスタイルに最適なので、気になった方は是非一度足を運んでみてください。