【百名山】苔と落葉のコントラストが美しい!天城山シャクナゲルート周回登山

【百名山】苔と落葉のコントラストが美しい!天城山シャクナゲルート周回登山

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前回の雨飾山ですっかり登山に目覚めてしまった嫁。鉄は熱いうちに打てという言葉の通り、早速次の登山を計画。11月にもなると標高の高い山は既に雪が積もっています。標高は1500mぐらいまでで、浜松から日帰りの出来る山を基準に選んだ結果、百名山である天城山に登る事にしました。

目次

天城山とは?

天城山(あまぎさん)は、静岡県の伊豆半島中央部の東西に広がる山で天城山は連山の総称になります。ピークは伊豆半島最高峰である万三郎岳(1,406m)で日本百名山に選定されています。5月中旬~6月初旬にはシャクナゲが咲き乱れることから、花の百名山にも選定されています。

天城高原ハイカー専用駐車場よりスタート

前日の夜から出発して、天城高原ハイカー専用駐車場に車中泊。午前6時に起床して準備します。登山口にはトイレと足洗い場もあるので有り難いですね。

天城高原ハイカー専用駐車場
月が浮かぶ早朝
天城高原ハイカー専用駐車場のトイレ
トイレと足洗い場

登山口〜四辻

午前7時過ぎ登山開始。駐車場の近くに天城縦走路入口があります。すぐ横はバス停になっていてここから天城峠までの縦走も可能ですが、今回は往路は万二郎岳〜万三郎岳と二つのピークを踏んで、復路はシャクナゲコースで戻る周回ルートになります。『山と高原地図』のコースタイムは4時間45分となります。 リンク

まずは四辻(よつじ)と呼ばれる分岐点を目指します。初めは緩やかな道木道歩きです。

天城縦走路入口
天城縦走路入口
天城山登山道の木道
初めは緩やかな木道歩き
天城山登山道
まずは四辻を目指します。
天城山登山道の四辻
万三郎、万二郎方面へ

四辻〜万二郎岳

四辻からまずは万二郎岳を目指します。徐々にガレた岩混じりの道になり結構歩きづらいです。

天城山岩混じりの登山道
徐々にガレた岩混じりの道になっていきます。

苔むした岩と落葉の登山道

途中、苔むした岩と落葉が敷き詰められた場所を見つけました。木々の間から射す光も相まってとても幻想的です。

苔むした岩と落葉の天城山登山道
苔むした岩と敷き詰められた落葉。
登山靴と落ち葉
登山靴と落ち葉

万二郎岳(1299m)頂上

じわじわ標高を上がるので、急登もなくとても登りやすかったです。頂上からは東伊豆方面の海や風力発電施設が見えます。こうして眺めると伊豆って海と山に囲まれた自然豊かの土地って感じがします。

万二郎岳山頂標識
万二郎岳山頂標識
万二郎岳頂上からの展望
頂上からの東伊豆方面の展望

万二郎岳〜馬の背〜石楠立

ここから万三郎岳を目指すのですが、ここから一旦下ります。

万三郎岳方面の紅葉
下る途中で万三郎岳方面の紅葉を一望。

富士山のビュースポット

このルート唯一の富士山のビュースポットがあります。ここでしっかりと眺めておきましょう。

天城山登山道から眺める富士山
唯一の富士山ビュースポット
天城山登山道の馬の背の標識
馬の背を通過
天城山登山道から眺めるゴルフ場と大室山
馬の背を越えた先に、天城高原ゴルフ場と大室山を見渡せる場所も。

アセビのトンネル

馬の背を越えるとアセビのトンネルへ。木々が垂れ下がってトンネル状の道をくぐりながら進みます。身長153cmの嫁が軽く屈まないといけないぐらい低いので、頭を打たないように気をつけましょう。

春先には白い花が咲くそうなので、シャクナゲの時期よりも一足早くお花を楽しめそうですね。

天城山登山道のアセビのトンネルの標識
漢字で書くと”馬酔木”だそうです。
天城山のアセビのトンネル
木々に頭を打たないように注意しましょう。
天城山登山道のはしご
固定されていない梯子もあるので注意です。
天城山登山道の石楠立の標識
石楠立(はなだて)へ到着。

石楠立〜万三郎岳

天城山登山道のシャクナゲに覆われた道
シャクナゲに覆われた細い道。
天城山登山道の紅葉
定期的に平坦な道があるので、体力に自信のない方も安心です。
天城山登山道の万三郎岳頂上直前の標識
万三郎岳まであと少し。
天城山登山道から海を眺める
頂上直前に海を見渡せる拓けた場所があります。ここから最後の急登を登り切れば…

万三郎岳(1406m)登頂

万三郎岳へ到着です。ただ残念ながら頂上からの展望はほとんどありません。花が咲く時期以外の特に秋〜冬にかけては登山者はかなり少なくなる印象があり、この日もあまり人とすれ違いはなかったです。

万三郎岳の山頂標識
万三郎岳の山頂標識

昼食はJETBOILでカップ麺+お弁当

手軽さ重視で今回もJETBOIL FLASH(ジェットボイルフラッシュ)を使用しています。そこそこ大きくと嵩張るけど、早くお湯を沸かすだけならやっぱりこれが一番です。それに加えて今回は嫁のお弁当を持参しました。

カップ麺とおにぎりの組み合わせはよく見ますが、お弁当作ってくる人って少数派な気がします。

JETBOIL FLASH(ジェットボイルフラッシュ)
JETBOIL FLASH(ジェットボイルフラッシュ)でお湯を沸かします。

リンク

登山で手作り弁当とカップ麺
お弁当があると遠足みたいで楽しいです。

万三郎岳~涸沢分岐点

万三郎岳下分岐点まで進み、ここから天城高原ゴルフ場方面へと戻っていきます。

天城山の万三郎岳下分岐点
まずは涸沢分岐点を目指します。
天城山登山道で空を見上げる女性
穏やかな気候で日差しがとても気持ち良いです。
天城山登山道の木道
木道の固定が甘い箇所が多々あるので要注意です。
天城山登山道の木道
しばらくは木道歩きが中心です。
天城山登山道の赤い目印
道迷いしないように赤いテープを頼りに進みましょう。
天城山登山道のトラバース
ここから先は斜面のトラバースが続きます。
天城山登山道の涸沢分岐点の標識
涸沢分岐点に到着

涸沢分岐点〜四辻〜登山口

涸沢分岐点を過ぎるとまた苔むした箇所が増えて来ました。苔と言えば屋久島や八ヶ岳が有名でどちらも行ったことありますが、負けず劣らずこちらもとても綺麗です。

天城山登山道の苔の岩場
天城山登山道の苔の岩
樹林帯なので苔が育ちやすい環境なのでしょうか。
天城山登山道の梯子を歩く女性
梯子を越える箇所も。
天城山登山道の四辻の標識
四辻へ戻って来ました。
天城山縦走登山口のおつかれさまでしたの標識と女性
無事下山して喜びを表現する嫁

コースタイムをかなりオーバーして、5時間50分ほどかかりました。相変わらずのまったり登山です。

注意点

ルートが分かりにくい箇所があります。特にシャクナゲコースを登山口に向かって歩いている時に、振り返らないと赤いテープを見つけられず、少しルートから外れた事があったので、道迷いしないように注意してください。ガレ場や固定の甘い足場や梯子もあるので、油断しないようにして下さい。

あと今回の周回ルートでは水場はありませんので、事前に用意するようにしてくださいね。

下山後は海に沈む夕日が見れる絶景キャンプ場へ

下山後は絶景キャンプ場として有名な、南伊豆の夕日ヶ丘キャンプ場へ向かいました。水平線に沈む夕日がとても美しく、設備や管理も行き届いていて、噂通り素晴らしいキャンプ場でした。詳しくは別記事にて。

ちなみに天城高原の駐車場からは車で軽く2時間程度は時間がかかるので、天城山の登山後に向かうのはオススメしません。チェックイン時間が13時〜17時の間なので、結構バタバタしました…(お風呂もキャンプ場で設営が終わってからでした)

夕日ヶ丘キャンプ場の受付

到着が16時でバタバタでした。

夕日ヶ丘キャンプ場から眺める夕日
水平線に沈む夕日が素晴らしかった。

まとめ

展望のあまり期待できない山で、花の季節しか楽しめないイメージがありましたが、苔と落葉がとても美しく想像以上に撮りごたえがありました。登山者の方も少なく落ち着いて登ることも出来ますし、コースタイムも比較的短めなので百名山の中でも登りやすく、初心者の方にもお勧め出来ると思います。

今回は利用しませんでしたが、伊豆といえば温泉が有名です。東伊豆の海沿いにいくつか立ち寄り湯もありますし、海に囲まれていて海鮮物もとても美味しいので、登山だけでなく温泉やグルメも楽しんでくださいね。

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